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【アイターン】原作小説ネタバレ!巻き込まれサラリーマン生き地獄の日々!

テレビ東京のドラマ24で放送される【アイターン】

ムロツヨシさん、古田新太さんのW主演と、いかついお兄ちゃんを演じる田中圭の演技のふり幅が話題ですね。

このドラマは原作があります。

今回は原作小説からドラマ【アイターン】のあらすじをネタバレしていきます。

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【アイターン】原作小説からあらすじをネタバレ!

 

 

狛江は中堅広告代理店の冴えない営業サラリーマンです。

狛江は会社からQ市への移動を命じられました。

狛江が赴任するQ市の支店は、本社のリストラ候補に挙がっている弱小支店です。

支店にはやる気の感じられない営業マンの柳と、事務員の美月二人だけしかいませんでした。

柳が取ってきている仕事も新聞の折り込み広告といった小さな仕事ばかり。

これでは営業成績を上げることができない!

このままだとこの支店は閉鎖され、3人ともクビになってしまう。

それを恐れた狛江は義理で今まで付き合ってきた土沼印刷とのつきあいを切ることを決断します。

そして大手印刷会社に広告を回そうとしたところ、土沼印刷の逆襲に遭います。

あろうことか、ちょっと怖い男・竜崎に頼まれたお店の広告の電話番号が誤植になっていて連休中の売り上げがあがったりだったとイチャモンをつけられたのです。

その印刷ミスは土沼印刷がリストラされた腹いせに、わざと間違った電話番号を載せたのが原因でした。

その結果狛江は連休中の貴重な売り上げがだめになった慰謝料として500万を請求されます。

「500万はどう考えても法外な金額で無理です!!」

しかし竜崎は200万を明日までに用意し、今後300万円分の仕事をタダで引き受けるように強引に決めました。

困った狛江は、銀行のキャッシング、クレジットカードのキャッシング、サラ金と使えるものはすべて利用してお金を揃えます。

しかし短期間で借金を繰り返したことがあだとなり、最後はどこからもキャッシングを断られてしまいます。

狛江は竜崎に言われた200万が用意できません。

狛江が資金繰りをしていると、「支店に怖い人たちが押しかけている」と美月から連絡が入ります。

狛江が支店に戻ると、岩切と名乗る異様な風貌の男が座っていました。

岩切は連休中に間違い電話がかかってきて仕事に支障が出た慰謝料として300万支払うように脅します。

そう、土沼印刷は岩切が堅気の人間ではないことを知っていて、狛江への仕返しにわざと岩切の店の電話番号に変更していたのでした。

資金繰りも大変だけど、支店の営業成績も上げなくてはいけない・・・。

狛江は本社の高峰に紹介された百貨店へ出向き、百貨店の広告をうちで作らせてくれないかと商談を持ち掛けます。

しかし担当者の深町は、打ち合わせと称して高そうな飲食店にばかり連れまわし、その接待費用でさらに狛江の手持ちのお金は万単位で減っていきます。

お金に困った狛江は街金の経営者である竜崎のことを思いだし、竜崎から300万円を借ります。

しかし竜崎がくれた300万円は上下の2枚だけが本物の一万円札で、あとは白紙の紙でごまかされていました。

そのことに気づきながらも岩切にその300万円を差し出した狛江は、岩切を激怒させます。

岩切と竜崎は因縁の仲。

激高した岩切は竜崎のもとへ行き、「こいつはわしの舎弟や!」と狛江のことを紹介したもんだからさあ大変!

狛江は身に覚えがないのに、岩切の舎弟として認知されてしまいます。

岩切の子分たちからは兄貴と呼ばれ、狛江は組の一員になって働くことに(;_:)

ただの気弱なサラリーマンだった狛江は、こうして岩切組から逃げたくても逃げられない関係になってしまったのです!

岩切には600万円の借金をし、組の下っ端には伯父貴と呼ばれる始末。

狛江は相変わらず金策に走りますが返済の目途がたたず、怖い思いをさせられ脅される日々。

狛江は百貨店で大きい仕事を取ってきて返済するから勘弁してほしいと叫び、なんとか解放されました。

いつまで経ってもお金を返済しない岩切は、裏で手を回すことで狛江に大きな仕事を与えます。

岩切が「お前のばらされたくない趣味の写真をばらまくぞ」と脅された百貨店の担当者・深町はデパート広告を狛江の会社に注文するようになります。

同じように「狛江の会社に仕事を発注しないと穴掘って埋めるぞ」と岩切に拉致され脅された銀行の支店長も、身の危険を感じて狛江の会社に注文を依頼してきました。

【アイターン】原作小説の結末ネタバレ!

そんなある日、とうとう岩切が警察に捕まってしまいました。

竜崎が岩切をハメていたんです。

岩切は竜崎の属する竜神会の幹部に重傷を負わせた罪で、幹部会から破門にされる可能性が。

そうなると組は解散し、竜崎の子分になるという屈辱が待っています。

狛江は自分をボコボコに殴ったり、喧嘩に巻き込まれる毎日にうんざりしていました。

それなのに組の解散のことが気にかかり、狛江は組を助けるために協力を買って出ることにしました。

留置場にいる岩切に竜崎に人質に取られていた桜井が帰ってきたことを伝えたい。

狛江はデパートの広告にわざと誤植を入れ、岩切にしかわからない方法で桜井の帰還を伝えたのです。

それは岩切が毎日新聞を隅から隅まで読むという習慣を利用した狛江の作戦でした。

岩切が勾留から解放されましたが、竜崎が幹部会の日程を早めたためにこのままでは岩切の組は解散させられてしまいます。

そこで岩切は竜崎の元を訪ねます。

岩切は、竜崎と銀行支店長との癒着を知り二人は乱闘に。

そこに警察が到着し、岩切と狛江は逃げます。

ちょうどそのころ本社の部長がデパート広告の誤植の件でとんでもない苦情が入っているとカンカンに怒りながら狛江を訪ねてきました。

しかし狛江は「支店の3人とも懲戒解職にするってそれの何が解決じゃ!」と顔をぶん殴ります。

狛江は言いなりになってばかりのもう会社なんてどうでもいい!

自分は自分のやり方で自分の人生を生きていく!

そう決めた途端、狛江はまさかの栄転で本社勤務に戻ることに。

これにて狛江のIターンは終了。

狛江は傷だらけ、あざだらけになりながら自分(I)を取り戻したのでした。

【アイターン】原作小説ネタバレ感想!組に入って目覚めた俺の人生俺のもの


これまでの狛江は会社のいいなりで、家庭でも妻や子供たちに意見できない気弱な男でした。

仕事だけが自分の生きがいとなっていた狛江ですが、Q市支店に左遷させられます。

そこで業務効率化のために長年の付き合いのあった印刷会社を切ったことがきっかけで、まさかの組の闘争に巻き込まれていくストーリーです。

狛江が借金を借りるたびに、そして顔をボコボコに殴られるたびに、狛江はだんだんと自分というものを取り戻していきます。

普通に暮らしていたらそんな目に遭わないという経験をしていく狛江が可哀想なんだけど笑えます!

めちゃくちゃなやり方でYESを勝ち取る岩切も痛快!

それまでの狛江は会社や家族の顔を伺いながら生きてきた人生だったのが、岩切と出会ったことで自分で自分の人生を操縦する強さを手に入れたんです。

岩切のやり方はちょっとめちゃくちゃですが、筋を通す頑固な親父と接するうちに、狛江は自分にとって何が大事か、誰が大事なのかにようやく気付きます。

人に自分を操縦されるのではなく、自分の気持ちの思うままに生きていく。

本社の人間を殴った狛江は転勤した頃とは全く別人で、自分の人生を切り開いていく決意のパンチだったと思います!

小説では栄転によって単身赴任が終わり東京に戻る新幹線のなかで岩切に再び出会う場面で終わります。

狛江の家族はいままで同じ家のなかにいてもバラバラでしたが、きっと生まれ変わった狛江が戻ることで家族を取り戻していくのではないでしょうか?

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まとめ

ドラマ【アイターン】のあらすじを原作小説からネタバレしました。

冴えないサラリーマンが業務効率化のため長年付き合いのあった印刷業者を切ったことで始まった、まさかのヤのつく人との生活。

ボコボコに殴られ、借金まみれになっていくのに、なぜかちょっと楽しそう。

こんな刺激の多い時間を過ごしたいかと言われたら絶対に嫌ですが、義理と人情に厚い男たちの上下関係はちょっぴり羨ましくもあります。

ドラマもきっと深夜帯でしかできないメチャクチャな展開になると思うので、スカッと爽快なドラマになるんじゃないのかなと思います(^-^)

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つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。