黒木華さん主演のドラマ【凪のお暇】を見ていて、私が気になったのが音楽です!
子供が演奏しているバイオリン合奏のような心がかき乱れる不安定な音色や、おもちゃみたいな音が奏でる楽しい音楽。
ドラマの劇中音楽を担当しているミュージシャンは誰なのでしょうか?
目次
【凪のお暇】音楽担当はパスカルズ
「凪のお暇」面白かった📺
数年前にトイポップ調べてたら、パスカルズにたどり着いた。ロケット・マツさんのバンド🚀このドラマの劇中音楽担当してる
THE CONXというか、ダウンタウン再結成の時に参加してた方が印象深いロケット・マツさん🎵 pic.twitter.com/H8ruiD88l6
— ふー (@doublemint385) July 19, 2019
【凪のお暇】の音楽を担当しているのは、パスカルズというアコースティックオーケストラでした。
1995年に結成された14人からなるオーケストラで、元たまのメンバー2人も含まれています。
元たまのメンバー二人は、【きょう人類が初めて木星に着いたよ~】と歌ってたランニング姿のヴォーカル・石川浩司さんと、ウクレレ担当の知久寿焼さんですよ!
パスカルズの編成はピアニカ、トイピアノ、バイオリン、チェロ、トランペット、ウクレレ、バンジョー、ギター、パーカッション、ドラムス、リコーダーに加え、のこぎり、おもちゃなど様々な道具も使われています。
パスカルズがドラマ音楽を手掛けるのは、2016年のTBS系【毒島ゆり子のせきらら日記】以来2度目です。
冒険心や遊び心満載、それでいて東洋音楽とも融合された独特の音楽は、フランスの多くの音楽誌で絶賛されています。
【凪のお暇】音楽担当パスカルズが手掛けた劇中音楽
これまでにパスカルズが劇中音楽を担当した作品にはどんなものがあるのか調べました。
1.舞台【祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹】
2012年に上映された舞台【祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹】KERAバージョンで音楽を担当しました。
KERAバージョンは生瀬勝久、小出恵介、安倍なつみらなど実力派が勢ぞろいした舞台でした。
楽曲【蝶】が挿入歌として使用され、一部のメンバーは楽隊員として舞台に出演し生演奏を披露しました。
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— キューブ舞台制作 (@cube_stage) May 13, 2014
2.映画【この空の花―長岡花火物語】
2012年公開の大林宣彦監督作品【この空の花ー長岡花火物語】では挿入歌を担当しました。
1945年の長岡空襲から長岡花火への流れを3.11後の視点で描いた作品です。
【花火】という曲が挿入歌として使用されました。
パスカルズメンバーの石川浩司は山下清役で映画出演も果たしています。
3.映画【野のなななのか】
2014年公開の大林信彦監督の映画【野のなななのか】では主題曲【野のなななのか】と挿入曲【ガタタンロード】を担当しました。
【野のなななのか】は品川徹さん、常盤貴子さん主演の戦争を題材にした映画です。
パスカルズは野の楽士としてメンバー全員が映画に出演しました。
パスカルズは主題曲を映画で何度も演奏しながら北海道芦別の大地を歩き、人が亡くなってから四十九日までの魂がさまよい歩く様子を表現。
陽が沈む大地や、花が咲く草むらなどをメンバーが一列に並び、演奏しながら練り歩いています。
4.短編アニメーション【WONDER】
2014年に公開された水江未来監督の短編アニメーション作品【WONDER】でパスカルズは表題曲【WONDER】を担当しました。
ベルリン映画祭2014に正式ノミネートされたほか、仏アヌシー国際アニメーション映画祭音楽賞、CANAL+賞、キプロス国際アニメーション映画祭特別賞など受賞多数しています。
Key Animation: Mirai Mizue (水江 未来)
Short: WONDERhttps://t.co/qe4WjY6MDA pic.twitter.com/XuY15nQSq0— randomsakuga (@randomsakuga) June 19, 2017
1~4までに紹介した作品は、2018年9月に発売されたCDアルバム【日々、としつき】に収録されています。
5.ドラマ【毒島ゆり子のせきらら日記】
前田敦子さん主演のドラマ【毒島ゆり子のせきらら日記】で、パスカルズは初めてドラマの劇中音楽を担当しました。
発注の際は、「わかりやすいエロ」や「政治家」というようなお題を出されたそうで、メンバーの坂本弘道さん(チェロ)は言作曲するのが楽しかったと言っています。
また、メインテーマを担当したメンバーのロケット・マツさんは不確かな音色を入れることで、主人公ゆり子の二股、三股が定まらない感じを表現しました。
TBS系ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」サウンドトラックbyパスカルズの配信販売開始。僕は「永田町は燃えているか」「指からはじめて」「ジャックアゴーゴー」「君はくりかえし」を手がけてます。今回、タイトルは会心の出来かもしれない。https://t.co/9DzZf8tN9l
— 坂本弘道 (@piromiti) June 9, 2016
【凪のお暇】パスカルズの音楽が収録されたサントラが発売!
ドラマが始まる前はキャスティングに問題があるのではないかと不安視されていた【凪のお暇】ですが、第1話を見て思った以上に良かったという意見がありました。
そしてパスカルズの音楽がかわいくていい!と話題にも。
【凪のお暇】の音楽が気になって、そこからパスカルズを知って、他の楽曲もきいてファンになったという人が続出しています。
凪のお暇の音楽がかわいいなと思って調べたら、まさかの元たまのメンバー!
音楽を通して青空の爽快感を感じたり、ほのぼのしていて温かい気持ちになりますね。
凪のお暇の音楽すごく和む~と思って調べたら、パスカルズっていうのか。
他の曲も聞いてよかったらダウンロードしよっと!
いろんな楽器が使われていたり、おつりを漁ってる三田佳子の場面が音痴だったり、パスカルズの音楽が上手に使われてて、ドラマを盛り上げているなと思いました。
いい感じに気が抜けているのがポイント
凪の部屋で慎二と一緒にいる場面の音楽ではピアニカやバンジョーが使われていますね。
ワイも指紋認証にしようかな、、、#凪のお暇 #高橋一生 pic.twitter.com/Sy9BIf4M1l
— arei【求】BUMP8/1チケット (@___rayz_boc) July 20, 2019
栗コーダーカルテットみたいな音楽があるな~と思ったのですが、調べたら栗コーダーカルテット&フレンズとして、パスカルズのメンバー知久寿焼さんが一緒にツアーを回っていたことがありました!
それでリコーダーアンサンブルの曲もあったんですね~(^_-)-☆
そして、ファン待望の【凪のお暇】サウンドトラックが2019年9月4日に発売されました!!
気になる収録曲はこちら!
1.夏のおひさま
2.晴れるやベイビー
3.宙づりの世界
4.なんかヘン?
5.風の中のひまわり
6.箱の中の夢
7.凪のお暇 メインテーマ
8.第2の男
9.焦燥のバガデル
10.Pneuma 2nd
11.あれ、あれぇ~
12.田舎の騎士道
13.アンタッチャブル・ワールド
14.悲しみ
15.Diminish Love
16.ドタバタ
17.朝の時計
18.P.P.Strut
19.窓をあけるよ
20.凪がピアノを弾いたなら
21.漆黒
22.凪とワルツ
23.雨の日とウクレレ
24.雲のかたち
25.風の中のひまわり(アコーディオンソロ)
26.空歌
27.薔薇と肋骨
28.また、あとずさり
29.夜がきても朝がきても
30.海の向こう
31.なんだかなぁ
32.凪とアコーディオン
33.夏のお日さま~サンサンサンバ!
こんなにも多くの楽曲が使われていたんですね!
タイトルを聞いただけで、あの曲かな?って思うものもありますね。
まとめ
黒木華さんが主演を務める【凪のお暇】の劇中音楽を担当したのは、14人編成のアコースティックオーケストラ【パスカルズ】でした。
和やかな雰囲気やカフェの雰囲気、そして音痴で不安定な音色で主人公の心の揺れ動きを上手く表現していますよね~。
ドラマのストーリーも面白いですが、今後はドラマの音楽にも耳を傾けてみてくださいね(^_-)-☆
凪のお暇サウンドトラックは全国のCDショップやオンラインショップで購入できます!