【真犯人フラグ】を見ていて気になったのが、主人公凌介の仕事のデスクでちらっと映るキーホルダー。
凌介は大学時代に文芸サークルに所属していて、今でも本のためにトランクルームを借りているほどの本好きです。
私も年間200冊本を読む本好きなのですが、ドラマに毎回うつる【ヴィヨンの妻】のキーホルダーが気になって仕方ないのです!
そこでこのキーホルダーがどこのブランドのものか?
通販などで買えるのか調べてみました。
また、【ヴィヨンの妻】が伏線である可能性についても考えました。
目次
【真犯人フラグ】ヴィヨンの妻のキーホルダーのブランドは?通販で買える?
1話から度々うつるヴィヨンの妻が気になる
#真犯人フラグ pic.twitter.com/kWsV5dX0ea
— お も ち 。 (@as_yuuu) October 17, 2021
凌介のデスクが映るとき、新居を立てる土地で写した家族写真と同じくピントが合うのがヴィヨンの妻のキーホルダーです。
【ヴィヨンの妻】は太宰治の作品です。
太宰治の代表作は【人間失格】【走れメロス】【斜陽】などがあります。
ドラマの映像を見ると、新潮社のカバーを外した書影を模したキーホルダーのように見えました。
私たちでも買えるのかな?と調べてみたところ、このキーホルダーは新潮社の文豪グッズであることがわかりました(^_-)-☆
やっぱり新潮社でしたね。
新潮社 新潮ショップより画像引用
【ヴィヨンの妻】キーホルダーは新潮社関連のグッズを販売する新潮ショップで通販可能です!
新潮ショップHP(クリックすると別ウィンドウが開きます)
価格は税込み550円。
木製で、表面は新潮文庫の表紙、裏面には「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」というヴィヨンの妻の印象的な一文が印刷されています。
2021年10月20日現在、在庫切れになっています(+_+)
同じシリーズで他の文豪のキーホルダーも何種類かあります。
・太宰治「グッド・バイ」
・太宰治「人間失格」
・太宰治「斜陽」
・太宰治「走れメロス」(2種類)
・夏目漱石「坊ちゃん」
・夏目漱石「吾輩は猫である」
・夏目漱石「こころ」(2種類)
・夏目漱石「草枕」
・小林多喜二「蟹工船」(2種類)
・梶井基次郎「檸檬」(2種類)
書影を模したグッズは他にもマグカップやTシャツもあり、太宰治の【ヴィヨンの妻】はマグカップもありました!
新潮社 新潮ショップより画像引用
文豪好きなら欲しいアイテムがいっぱいあります。
真犯人フラグ2話考察!【ヴィヨンの妻】のストーリーをおさらい
ドラマを見ているとわざとこのキーホルダーが映るようにしているんじゃないか?と思うんです。
【ヴィヨンの妻】の物語が今後のドラマの展開の伏線になっているのでは?
そう思い【ヴィヨンの妻】のあらすじを調べてみました。
ヴィヨンの妻は戦後まもなくの時代を描いています。
舞台は東京で、主人公は27歳の妻です。
タイトルのヴィヨンは、フランソワ=ヴィヨンという名前の15世紀の詩人の名前からとられています。
15世紀に活躍したフランスの詩人なんですが、彼は女性とお酒に目がない遊び人で、強盗や傷害事件といった犯罪もおかしているんです。
太宰はそんな遊び人のヴィヨンと、小説の夫をかけて【ヴィヨンの妻】というタイトルにしたと思われます。
小説の物語を簡単に説明しますね。
主人公は酒癖の悪い夫と、4歳の息子と暮らしていますが、夫は放蕩気味であまり家には帰ってきません。
すると酒屋の夫婦が夫を探しに押しかけてきました。
妻が理由を聞くと、夫は戦争中からその店に足しげく通い、多額のツケをしてきたそうです。
それにもかかわらず夫は店から売上金を持ち出し逃げてしまったと。
しかも夫婦が言うには夫はたくさんの女と遊び目的で付き合い、お金を巻き上げていたといいます。
妻は警察沙汰にならないように返済のめどが立ったと嘘を付き、その店を手伝うようになります。
しかし働くようになって妻は気付きました。
闇市で仕入れた酒を売る酒屋の夫婦も、店の客も犯罪者なのに普通の顔をして生きているということに。
大雨の夜、妻は夫のファンだという人を家に泊めて襲われてしまいます。
夫は酒屋で盗みを働いた理由を「妻と子と正月を過ごすためだった」と言い訳しますが、妻は「私たちは、生きてさえいればいいのよ」と言い、物語は終わりです。
真犯人フラグ2話考察!宮沢りえさんとヴィヨンの妻の関係
このストーリーをドラマ【真犯人フラグ】に当てはめてみましょう。
【ヴィヨンの妻】の夫の職業は詩人。
【真犯人フラグ】の夫・凌介はサラリーマンですが、大学時代は周りに小説の才能が認められていたほどの文才の持ち主です。
【ヴィヨンの妻】は夫が盗みを働いたせいで働きに出るのですが、【真犯人フラグ】では妻・真帆がスーパーでパートをしています。
見事に一致していませんか?
これは私の考察ですが、凌介が個人的に借りているトランクルームの費用や、文芸サークルの仲間との飲み会、日ごろ買っている書籍代の費用が実は家計を圧迫していたのでは?
育ち盛りの二人の子供がいるため、真帆は生活費を稼ぐために働かざるをえなくなってパートに出た。
そしてヴィヨンの妻同様、他の男性と関係を持ったのでは?
それにこれも偶然なのか、真帆を演じる宮沢りえさんは、映画【人間失格】でヴィヨンの妻のモデルになった太宰の正妻・津島美和子を演じています。
🌹大変だったシーンは?
宮沢さん
「太宰邸でのインクのシーン。練習もできず一発本番で、子どもたちどんな芝居をしてきたとしても自分は”美知子”でい続けなくてはいけない、というのはハードルが高かったです」#映画人間失格 pic.twitter.com/H6rgVMUrwU— 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』 (@NSmovie2019) September 24, 2019
となるとやはり、ヴィヨンの妻=宮沢りえ=真帆ではないでしょうか?
ヴィヨンの妻は夫以外の男性を関係を持ちますが、その後は誰にだって闇の部分はあるわとばかりに開き直ります。
そして生きてさえいればいいと。
だから【真犯人フラグ】の真帆も誰かと関係を持っていて、事件に巻き込まれたのではなくて自ら凌介の前から消えただけで生きているんだと思います。
【真犯人フラグ】と【ヴィヨンの妻】が対応しているなら、凌介は酒癖も女癖も悪い夫ということになります。
今のところは家庭的で優しそうな男性に見えていますが、回を追うごとに凌介の闇の部分やだらしない部分が明かされていくのでは?
序盤で凌介が真犯人に間違われたと見せかけて、本当に凌介が真犯人だったという最終回の展開もアリですね!
https://tenohira-life.net/shinhannin-flag-1maho-lie-8594
真犯人フラグ2話考察!あな番でも主人公の本が考察のヒントになっていた
【真犯人フラグ】は【あなたの番です】スタッフが製作していることはご存じですか?
あな番で考察にハマるファンがたくさんいましたが、実はあな番ではドラマの主人公の持っている本が伏線になっていたんですよ!
ミステリー好きの主人公は部屋にたくさんのミステリー小説、ミステリーマンガを本棚に並べていました。
その中に江戸川乱歩の【パノラマ島綺譚】がありました。
江戸川乱歩のパノラマ島綺譚はなりすましトリックです。
お金持ちの同級生が亡くなり、その同級生にそっくりな男がそいつに成りすまし、多額の費用をかけて理想の島・パノラマ島を作り上げるという話。
この本に気づいたあな番ファンが、犯人は双子でなりすましトリックを使っているんじゃないか?って考察し話題になりました。
結局犯人は双子ではなくて、サイコパス気質があって二面性があるという設定だったのですが(;^ω^)
今回はヴィヨンの妻キーホルダーの他にも、中上健二の全集が映り込んでいたので、何か関係があるのかもなんて思っています。
おわりに
【真犯人フラグ】の小道具であるヴィヨンの妻のキーホルダーは新潮社のオリジナルグッズでした。
オンラインショップで販売していますが、現在は在庫切れです。
わざわざキーホルダーを映しているくらいだから、ドラマの展開に関わるアイテムだと思います。
今後の展開にも目が離せないですね!
https://tenohira-life.net/shinhannin-flag-batako-8630