深田恭子さん主演のドラマ【ルパンの娘】
このドラマは、横関大さんの【ルパンの娘】という小説が原作となっています。
今回はこの原作小説のあらすじから、三雲巌の事件の犯人をネタバレします。
目次
【ルパンの娘】最終回結末を原作小説からネタバレ!三雲巌の事件概要
✨新キャスト発表✨#深田恭子 さん演じる三雲 華の家族、泥棒一家『#Lの一族』を演じるのは☝️#渡部篤郎 さん#小沢真珠 さん#栗原類 さん#どんぐり さん#麿赤兒 さん
個性豊かなキャスト陣が集結❗️#ルパンの娘 #瀬戸康史 #ラブコメ #フジテレビ #夏ドラマhttps://t.co/OzGVzHoz3I— 【公式】木10ドラマ『ルパンの娘』 (@lupin_no_musume) 2019年5月31日
【ルパンの娘】の事の発端は、河川敷で見つかった身元不明の男性。
男の顔はつぶされており、死因は脳挫傷でした。
この事件は和馬(華の恋人)と同僚の巻が担当することになります。
見つかった男の近くに落ちていた長財布は、スリの被害に遭ったと財布の持ち主が交番に届けられていたもの。
河川敷で見つかった男はスリ師かもしれないという和馬の見立てから、警視庁の前科者データベースから男の身元を割り出すことに。
その結果、指紋などから住所不定、無職、立嶋雅夫75歳と判明しました。
何気なく自宅のリビングでそのニュースを見ていた三雲家の家族たち。
ニュースを見た三雲家の長男・渉は顔面蒼白!
そして、この立嶋雅夫という男が本当は自分たちのおじいちゃん・三雲巌だというのです。
渉がそう思う理由は、事件の二か月前におじいちゃんから警視庁のデータベースに侵入し、ある犯罪者の指紋や写真を巌のものに書き換えてほしいという依頼を受けたからでした。
渉は頼まれた通りデータベースの情報を改ざんし、その改ざんしたデータが立嶋雅夫だったと告白します。
もちろん華はスリで生計を立てている自分の祖父が亡くなったことを、警察の和馬に伝えることはできません。
和馬もまた、自分の担当している事件が華の一家に関係があるとは思ってもみません。
和馬は警察として事件解決に動き、華は自分の祖父がなぜ亡くならなければいけなかったのかその真相を突き止めるために独自に動きます。
その後、この事件は混乱を招きました。
DNA鑑定の結果、亡くなったのは立嶋雅夫のものではないと特定されたのです。
そのことを不審に思った和馬は、荒川というベテラン刑事とともに独自に捜査を続けることにしました。
【ルパンの娘】最終回結末を原作小説からネタバレ!立嶋雅夫は巌の替え玉だった
三雲巌(華の祖父)は生前スリを生業としていました。
その腕前や絶対に証拠を残さないことから、警察の間では伝説のスリ師・Lという都市伝説にまでなるほど。
巌は犯罪を重ねていたため、何かあった時のために自分の背格好によく似た男を替え玉とするべく目星をつけていました。
それがホームレスの立嶋雅夫だったのです。
巌はある事件の真犯人を見つけ、そいつを追及する際に自分の身に危険が及ぶ可能性を考え、立嶋雅夫に近づいていました。
巌が追っていたある事件の真犯人。
その事件とは、泥棒一家の三雲家、警察一家の桜庭家両方に関係のある事件だったのです。
【ルパンの娘】最終回結末を原作小説からネタバレ!巌と和一と伸枝の三角関係
事件の発端は50年以上前にさかのぼります。
三雲巌(華の祖父)と桜庭和一(和馬の祖父)は同じ大学で、寮が同室だったことをきっかけに親友として付き合うようになりました。
二人は同じ剣道部で切磋琢磨し、同じ剣道部の女子部員だった伸枝(和馬の祖母)とちょっとした三角関係の末、和一が伸枝と付き合うようことに。
その後和一は警察官に、巌は貿易会社に就職が決まっていたものの就職せずにスリの道を選びます。
その8年後に、総武線の中で再会し、月に1回なじみの飲み屋で隣の席につき、一切口を利かずに酒を飲むというのが二人の秘密の習慣でした。
互いに引退してからはようやく話をするようになり、【自分たちの孫が結婚したらどうなってしまうんだろうな】という冗談から、華と和馬が出会うように仕向けられます。
そして二人は、孫同士の結婚以外に共通して成し遂げたいことが。
それが、50年前伸枝を襲った犯人を探すことだったのです。
【ルパンの娘】最終回結末を原作小説からネタバレ!伸枝が襲われた50年前の事件とは?
大学の卒業式を目前に控えた二月の終わり、卒業を惜しんで剣道部の部員は深夜まで語り合う毎日を送っていました。
その日も深夜零時を回ってしまい、巌が女子寮まで伸枝を歩いて送っていくことに。
その途中、伸枝は暴行目的の男に襲われてしまいます。
伸枝は角材で頭を何度も殴られ、額を13針も縫う大けがを負ってしまいました。
伸枝を助けようとした巌もまた男に角材で殴られ、額から血を流し意識もうろう。
巌がなかなか帰ってこないことを心配した和一は二人を探しに出かけ、頭から血を流す二人を発見します。
巌も和一も伸枝を守れなかったこと、伸枝の顔に大きな傷を残してしまったことを悔やんでいました。
巌は就職することを辞め、伸枝を守れなかった自分を責め続け、憎き犯人を捜し続けます。
その手段として巌は毎日街に出てスリを繰り返しながら、犯人を見つけようとしていたのです。
和一もまた、性犯罪の容疑者が逮捕されたと聞くと管轄を無視して容疑者の取り調べに立ちあい、余罪がないか追及し、50年前の事件の犯人を捜していました。
【ルパンの娘】最終回結末を原作小説からネタバレ!三雲巌の事件の犯人はあの人!
和馬は一年近く河川敷の事件を捜査し、河川敷で見つかった男の周辺を調べ、ある事実に行きつきます。
それは、三雲巌を後方から狙って脳挫傷に陥れた犯人と、顔をつぶした犯人の二人がいるという事実です。
犯人がわかるきっかけになったのは、Mという刺繍の入ったハンカチ。
顔をつぶした犯人は和馬の祖父・和一でした。
和一はハンカチの刺繍のMは三雲巌のMだと思い、巌の形見にとハンカチを持ち去りました。
一人目の犯人は顔がつぶされていたという事実を後で知り、慌てふためいたことでしょう。
そして、和馬はその事件が起きた時のことを懸命に思い出し、ある人物の奇妙な行動にたどり着いたのです。
それは、あの時一緒に現場入りした同僚の巻でした。
巻は事件発生後、和馬よりも自宅が遠いにも関わらず先に現場に到着していました。
そして、「トイレ」と言い古びた公衆トイレに入った後、和馬と一緒に現場に向かったのです。
和馬が怪しいと思いもう一度その公衆トイレに行ってみたところ、二年前から下水管が壊れ使用中止になっていたことがわかりました。
巻はあの時何のためにトイレに向かったのか?
和馬は、巻が三雲巌を後方から石で殴った後、返り血を浴びていないかトイレの鏡で確認し、その時にMの刺繍が入ったハンカチを忘れたと勘違いしたものだと推理しました。
和馬と現場に向かう前にトイレに立ち寄ったのは、トイレにハンカチを忘れたか確認しにいったのではないか?と推理し、Mのハンカチに巻の指紋が残っていれば犯人はわかると巻を追及したのです。
伝説のスリ師・Lだったら、自分が襲われている状況でも相手に気づかれずにスリをできるはずだと。
そしてMのイニシャルは巻のMではないのかと、巻を問いただしたのです。
巻が三雲巌を狙った理由、それは巻の祖父・巻英輔にそそのかされたからでした。
巻英輔は50年前伸枝を襲った真犯人だったのです。
三雲巌は50年前の犯人が巻英輔だとわかり、英輔に接近。
そのことを面倒に思った英輔は孫に打ち明け、つきまとわれている男に接近するように指示します。
巻一家もまた桜庭家と同じく警察一家で、ノンキャリの巻は東大出身のキャリア組である弟が先に出世することにコンプレックスを抱いていました。
祖父が困りごとで弟じゃなく自分を頼ってくれたことが嬉しく、その気持ちに応えようとしたのです。
巻は巌に接近し、金を渡します。
その別れ際、男に「優秀な弟がいるそうじゃないか。俺の言うことを聞かないと表沙汰になって弟が困るんじゃないのか?」と言われ、頭に血が昇りカッとなって犯行に及んだのでした。
https://tenohira-life.net/lupin-10vod-7188
まとめ
深田恭子さん主演のドラマ【ルパンの娘】の原作小説から、三雲巌の事件の真犯人をネタバレしました。
この事件は、まったくノーマークのその他大勢と思われた和馬の同僚が犯人だったという意外性が決め手です。
また、50年前の三人の男女の恋愛がすべての事の発端で、その因縁が孫の代で解決される爽快感もありますね。
さらにこの事件はそれだけじゃないんです!!
ここで解決したと見せかけて、小説ではラスト8ページでさらにとんでもないどんでん返しが待っているのですが、それは小説を最後まで読んだ人のお楽しみにしておきます(^^♪
ドラマ【ルパンの娘】では原作にないオリジナル要素もたくさん盛り込んでいるということなので、どんな結末を迎えるのかわくわくしますね!