こんにちは、つばきです。
私は子供と公園に行く日、ウォーキングを楽しみたい日、遠出する日以外はハイヒールをはいています。
子供が生まれたころはエルゴの抱っこひもをしていて足元が見えないから転ばないようにと必然とローファーやスニーカーを愛用していました。
でも、下の子が幼稚園に入園して一人で出かける時間ができたことや、なりたい自分になるためには自分のなりたい洋服や靴、鞄を身に着けることが一番の近道と知って、平日はハイヒールをはくようになりました。
ハイヒールを履いていると、自然と気持ちがルンルン♪としてきます。
さて、そのハイヒールですが私は足の甲幅が広いためなかなか自分の足に合ったハイヒールを見つけることができません。
私の足の形はエジプト型といって、足の親指が一番長く、人差し指、中指と順に短くなっているタイプ。
だから、靴の先が三角にとがったハイヒールは総じて足が痛くなります。
なかなか自分の足に合う靴が見つけられないので、どんなに歩いても足が痛くならない靴を見つけるとそればかりをヘビロテ。
お気に入りのエナメルパンプスのかかと(トップリフト)のゴムがささくれてしまいました。
こちらが修理前のハイヒールの写真です。
ハイヒールのかかとのゴムの部分がささくれています。
また、靴にもどこかにひっかけたのか傷がついていてヒール部分が削れてしまっています。
でも、この靴が一番自分の足の形に合っていてお気に入りなんです。
普段使いにもパーティー使いにもできて、なおかつ足が全然疲れない。
2月に結婚式に参列する時にもはくので、今回思い切って修理をお願いしました。
靴の修理は近所の靴修理店へ
近所のイオンに靴の修理屋さんがあることは前から知っていました。
1坪ほどの店舗で、出入りしている人を見かけたことがないのでそれまで気に留めていなかったのですが、初めてのハイヒールの修理なので、ここは自分で直すよりも職人にお任せしようと思い、勇気を出して行ってきました。
靴を包んだ風呂敷をおもむろにひらき、見ていただくと、3時間くらいでゴムの交換が終わるとのことでした。
店内は縫い目がほどけたブーツ、靴底がはがれたビジネスシューズ、かかとの折れたハイヒール、擦れ傷の多いローファーなど色々な靴が並んでいました。
私が知らなかっただけで、靴の修理を依頼している人が多いんだなと思いました。
それと同時に、壊れたからといって捨てて新しいものを買い求めず、修理してでもまたこの靴をはきたいと思っている人がこんなにいることを知って、とてもうれしくなりました。
修理し生まれ変わったハイヒール
修理はハイヒールのかかとのゴムの交換と、傷ついたヒールのリペアをお願いしました。
料金は1500円でした。
こちらが修理後のハイヒールです。
厚みのあるゴムに生まれ変わりました。
ヒールについた傷も目立たなくなっています。
これで、胸を張ってまた街を歩けます。
この修理は自分でもできるそうです。
DIYが得意な方なら、パーツを購入し、ペンチとトンカチで直せます。
大切なものは修理して磨いて使い切る生活を
今回の靴の修理を通して、これからも大切なものを修理して使い続ける生活をしていきたいと思います。
現代は大量消費時代。
必要とされていないのに、企業は大量に製品を作りだし、大量に流通させ、すぐにセールをします。
生まれた製品は誰かの幸せを応援するために生産されたはずなのに、企業の首を絞め、販売店の首を絞め、最後には消費者の首を絞めます。
大量に生産される安いものに囲まれすぎた私たちは、上質なものを知らずに育ってきました。
自分の体に合うものがこんなに心地いいことなんだということを知らずに大人になってしまいました。
最近思うのです。
服や靴、モノが自分に合わせるのではなく、服や靴、モノに自分を合わせていることのなんと多いことか。
本当はこの色のMサイズが欲しいけど、ないからLサイズで我慢しよう。
本当はこの色が欲しいけど、自分のサイズだとないから別の色で我慢しよう。
本当はこんな家具が欲しいけど、お金がないからカラーボックスで我慢しよう。
こんな風に買い物をしたことがある人、私だけじゃないと思います。
妥協で買ったものに囲まれて、毎日なんか違うともやもやしながら過ごし、自分の気付かいない潜在意識に「自分はこの程度の人間だ」ということを植え付ける暮らしは、本当に私がしたい暮らしなんだろうか?
これでいいやと妥協を繰り返す人生を送るうちに、私は自分が貧乏くさくなっているなと感じます。
かわいい収納棚を買うお金がないから、とりあえず紙袋やダンボールに入れておく生活。
インテリアをトータルコーディネートしたいけど面倒くさいから、近所のホームセンターでカラーボックスを買ってくる生活。
使わないゴミを入れるためにプラスチックケースを買ってくる生活。
SNSの口コミに影響されて高見えすると話題のファストファッションに身を包む生活。
本物を持っていないから100円ショップのアクセサリーを付ける生活。
妥協を繰り返すと、モノも家もファッションも、そして自分自身も貧乏くさくなっています。
すぐにゴミになるものを買う生活はもうやめよう。
ミニマリスト、ゼロ・ウェイストとの出会いでそう気付きました。
そのためにはどうしたらいいのか?
まずは、今大切に思っているものをこれからも大切に使い続けていこうと思います。
今回の靴の修理もそうですが、お気に入りのものはしまいこまずに普段使いをする。
そして磨くという作業を通して、そのモノの大好きな場所やもたらしてくれた感情を思い出す。
安いものを大量に買い求め大量に捨てる消費をやめれば、そういった安い製品を大量に生産する企業を選ばないという意思表示ができ、消費のループから抜け出すことができます。
靴に関しては、私は住んでいる街のデパートもしくは地元の靴屋さんでしか買わないと決めています。
それが企業とお店を応援することになると思うから。
そして大好きなブランドを応援して、これからも自分の足に合う素敵な靴を作ってほしいという願いもこめたい。
靴は消耗品です。
修理を繰り返していてもいつかは手放す日がくるかもしれない。
それでも最後の日まで大切に大切に使い続けて、その命を全うさせてあげたい。
自分の身の回りにあるものすべてに、出会った縁と感謝を伝えられるように、自分の手元にやってくる製品は吟味して買い物をしたいと思います。
ミニマリスト、ゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪
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