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【引っ越し大名】原作ネタバレ!春之介が引っ越しを成功させる方法は?

2019年8月30日に公開の映画【引っ越し大名!】

人数10000人、移動600km、予算なし!?の壮大な国替え引っ越しプロジェクトを任される引っ越し奉行を星野源さんが演じます。

この映画、実は原作があります!

土橋章宏さんの【引っ越し大名三千里】という小説です。

今回は、この小説をもとに、星野源さん演じる主人公がどうやって予算なしで引っ越しをやり遂げるのか、そのネタバレをしていきます(*’▽’)

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【引っ越し大名】原作小説あらすじネタバレ

松平直矩(なおのり・及川光博)は徳川家康の血を引く譜代大名でありながら、生涯に7度の国替えをさせらました。

そのためついたあだ名は引っ越し大名

今回は姫路播磨から豊後日田(大分県日田市)へ国替えを命じられました。

ただでさえ引っ越しには多額の費用がかかるというのに、国替えで石高は半分以下の70万石に減らされることに。

度重なる国替えを取り仕切っていた板倉重蔵が亡くなり、引っ越しに詳しいものがいません。

そこで白羽の矢がたったのが、城の書庫に引きこもっている片桐春之介(かたつむり・星野源)でした。

引っ越しには少なくとも2万両かかりますが、藩の金蔵には7000両ほどしかありません。

春之介には金策の他、どのような日程で引っ越しを行うか段取りも全くもってわかりません。

しかも、過去の引っ越しに関する資料も一切ありません。

そこで、春之介は【記録は残っていなくても記憶は残っているかも】と思い、板倉の一人娘・於蘭(高畑充希)を訪ねます。

於蘭は父が行っていたことを覚えている限りを一覧に書き出し、春之介に教えていきます。

於蘭の助けを借り、春之介は書庫で引きこもっていたころに培った先人たちの知恵を使いながら、国替えという一大プロジェクトを遂行していきます。

さて、この一見無謀なお引っ越し。

春之介は一体どうやって成功させたのでしょうか?

【引っ越し大名】春之介の引っ越しの費用節約術


まず春之介は、於蘭の父が一番苦心したという引っ越し人足の倹約に動きます。

引っ越しの荷物を運ぶ者にも飲食と宿屋を用意する必要があり、引っ越しの日程が長くなれば長くなるほどその費用がかさむからです。

春之介は鷹村源右衛門(高橋一生)とともに、かつて引っ越しの時に取引のあった商人の元を回ります。

初めは1万両でしか引き受けられないと言われますが、春之介は他の商人にも相見積もりを取っているように演技。

さらに引っ越しが2月の閑散期で、仕事があるだけでもありがたく、かなりの利益になるのでは?と問いただします。

自分たちを有利に持っていきながら値段交渉をすることで、なんと6500両も値引きすることに成功しました!

 

この節約できた6500両というのは、現在のお金に換算するといくらになるのでしょうか?

一両の貨幣価値については、日本銀行金融研究所貨幣博物館の試算をご紹介します。

江戸時代における貨幣の価値がいくらに当たるかという問題は、大変難しい問題です。世の中の仕組みや人々の暮らしが現在とは全く異なり、現在と同じ名称の商品やサービスが江戸時代に存在していたとしても、その内容に違いがみられるからです。

ただし、1つの目安として、いくつかの事例をもとに当時のモノの値段を現在と比べてみると、18世紀においては、米価で換算すると約6万円、大工の賃金で換算すると約35万円となります。なお、江戸時代の各時期においても差がみられ、米価から計算した金1両の価値は、江戸初期で約10万円前後、中~後期で4~6万円、幕末で約4千円~1万円ほどになります。

日本銀行金融研究所貨幣博物館 公式ホームページより引用

 

江戸時代のいつごろかによっても貨幣価値が変わるんですね。

松平直矩の播磨姫路藩から豊後日田藩への引っ越しが行われたのは、天和二年(1682年)。

徳川綱吉の時代です。

綱吉没までが江戸初期にあたるので、このころの一両は現在の約10万円の貨幣価値だったと考えられます。

春之介は6500両の倹約に成功したことから、現在の貨幣価値に換算すると6億5千万円もの倹約だったということです。

すごい金額ですね( ゚Д゚)

【引っ越し大名】荷物をとにかく捨てろ!

春之介は減封で石高が半分に減ってしまうことから、10日のうちに荷物も半分にするように命じます。

これは、運ぶ荷物の量を減らせばそれを運ぶ人数が減って人件費を倹約できるからです。

春之介は上役の屋敷まで訪ねて、いいわけ無用とばかりに荷物をどんどん減らしていきます。

しかし、命令だけで自分は何も痛い思いをしていないと指摘されてしまった春之介。

春之介は書庫に引きこもり、4日も飯も食べずにいました。

春之介は何よりも大切にしてきた書庫にある大切な書物をすべて燃やし、藩士に自分の引っ越しにかける意気込みを示したのでした。

そして一番大きな屋敷に住み、一番の大荷物だった国家老の本村を訪ね、【家老ですら荷物を処分したとなれば他の者も納得する】と説き伏せます。

そして容赦なく調度品の数々を見切りました。

さらに春之介に【書物を捨てよ】と言った藤原の屋敷も訪ね、荷物の半分を見切り、それらの荷物を売って資金を得たのでした。

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【引っ越し大名】侍を大量リストラ!


最後に春之介が行った苦心の策は、リストラ!

国替えに参加する侍そのものの数を減らしてしまおうと考えたのです。

やめさせる人数は800人!

そうはいってもプライドの高い侍たちを辞めさせて、浪人や百姓に身分を変えさせるなど、到底出来ることではありません。

芸の立つものは仕事に困らないとうまく説き伏せ、再就職もあっせんしました。

それでも下流武士で役に立っていない者については、百姓になっても必ず頃合いを見て藩に復帰させ迎えに来ると約束し辞めさせます。

藩の未来のために皆で一致団結し田畑を耕すことで、誰も飢え死にすることのないようにしたのです。

これで、百姓となった者たちに藩の墓を守ってもらえることにもなりました。

またリストラする上役には、信頼できる者にも播磨に残ってもらわないとうまくまとまらずに困るとうまく話を持ちかけ、百姓落ちを自分から選ぶように仕向けました。

この引っ越し後、またも国替えの命が出されるのですが、春之介はこの時百姓となり姫路に置いてきた者のことを決して忘れることなく、本当に武士として迎え入れました。

数回の国替えを経て、春之介は引っ越し奉行として各藩に名が知れ渡ります。

あるときは参勤交代と国替えの行列を合同で行い、手間と費用を一度に節約しました。

関所で武器を抑えられるのを見越して武器を10ずつ紐で束ね、リストとの照合時間を短くして余計な宿泊費がかからないようにしました。

その引っ越しのノウハウをまとめた書を他の藩に売り、その儲けたお金も引っ越し資金とするなど引っ越しに関する資金繰りや倹約に長けていきます。

その後、徳川直矩の作戦が成功し、徳川綱吉の命で度重なる国替えは中止に。

春之介は引っ越し奉行の任務を解き、家老に出世したのでした。

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まとめ

いかがでしたか?

城の書庫に引きこもり役立たずと言われていた下っ端武士の春之介は、亡き板倉の一人娘・於蘭の協力もあり徐々に引っ越し奉行としての才覚を表していきます。

周りの者を上手く説得して、6500両の引っ越し費用の節約、全員の荷物を半分に断捨離、800人をリストラすることに成功!

道中も宿代を節約するために2便に分かれたり、参勤交代で江戸に参るものと合同で行い、半数を江戸に宿泊させるなど、出発前だけでなく引っ越しの移動中も倹約をし続けました。

周りの者を説得できたのも、道中の引っ越し費用を倹約できたのも、すべては春之介が書庫にこもって先人の叡智を吸収したおかげだったのです。

春之介が引っ越し奉行を務めた播磨姫路藩から豊後日田藩への国替えの他、原作ではその後の引っ越しについても描かれます。

最後は引っ越し大名・徳川直矩のとある作戦が成功し、引っ越しはこれにて終了!!

その作戦とはいったい何だったのでしょうか!?

それは、映画本編を見るか、原作を読んであなたの目で確かめてくださいね(^_-)-☆

 

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つばき
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小学生、幼児の兄妹のお母さんです。 読書、モーニング娘。’19が大好き! 毎日捨てるものがないか目を光らせているミニマリスト志望です。