プリンセスの魔法

専業主婦でも自分を後回しにしない!小さなお金を自分のために使おう

こんにちは、つばきです。

私は小学生の息子、幼稚園の娘のいる専業主婦です。

専業主婦って最近では本当に立場がなくって、引け目を感じていることがあります。

女性の社会進出が進んでいること、共働き世帯が増えたこと。

それらは女性の立場から歓迎できることで喜ばしいことです。

でも、いま私は専業主婦として暮らすことを選択しています。

働いていないことに罪悪感を感じているのは、私だけではないはずです。

1.叶った夢を妊娠であきらめた

私は子供を産むまではいろんな職種を体験しました。

アルバイトも含めたら、お茶屋さん、アイスクリームやさん、家庭教師、メディアセンターの受付、社長秘書、経理事務、図書館司書と、いろいろな世界を知る経験になりました。

その中の図書館司書というのが、私が子供のころからなりたかった職業です。

色々な会社を経てようやく夢を叶えることができました。

でも、そこでずっと働き続けることは困難でした。

結婚後すぐに就職し、妊娠8か月までの約2年間働きました。

私は臨時職員だったので産休を取ることはできても、育休は取得できませんでした。

産後2か月から、誰も頼る人のいないこの環境で育児と仕事の両立は困難と思い、泣く泣く図書館を退職しました。

 

2.ワンオペ育児で心に余裕がない生活

それから7年間専業主婦をしています。

周りのママ友も下の子の成長とともに職場復帰したりパートを始めています。

以前の私は、下の子が幼稚園に入園したらパートに出ようと考えていました。

夫のお給料は手取り22万円。

これで家族4人暮らしていくのはギリギリだったからです。

でも、平日は夫の帰りが遅くワンオペ育児、休日は疲れた夫がほとんど寝て過ごし土日もワンオペ育児。

今、平日の午前中に私がもらえているほんの少しの自分時間を仕事に取られてしまったら、私はいったいどこで体と心を休めればいいんだろう?

今ですら家事に育児に孤軍奮闘していてストレスがたまっているのに、さらに仕事の疲れやストレスを持ち込んだら、うちの家庭は回らなくなる!

「そんなの仕事を始めたらうまく立ち回ることもできるよ」という人もいます。

確かに慣れてきたらおのずと家庭も仕事もうまく回るでしょう。

でも、私はお金のために働き、家族にストレスをぶちまけていつもいらいらしている家に幸せはやってこないと思うんです。

私が専業主婦をしている今ですら、息子のかんしゃくが激しく、夫と息子のやり合いに心を痛めています。

繊細な心を持つ娘は、少しでも不安なことがあると登園しぶりをし、バス通園できず幼稚園まで送り迎えをする日があります。

夫は仕事が忙しくストレスがたまっているのと、息子との関係がうまくいかないので、育児と家事は放棄し土日は寝ているかスマホゲームばかりしています。

幼稚園、小学校の行事の日になると夫はいつもタイミング悪く仕事と重なり、上の子は誰に見てもらおう、下の子はどうやって連れて行こう、と心で泣きながら私一人で対策を取っている状況です。

仕事をしていない今ですらこんなに預け先に困っているのに、これでもし仕事を始めたら?

仕事が少し遅れた・道が渋滞していて遅れた幼稚園のバスの時間に間に合わない、長期休暇も休めないから子供の留守番はどうしよう、みんなシフトに出ているのに私だけ実家に帰省するわけにいかない。

いろんな葛藤が生まれます。

子供がいるせいで私は仕事ができない、と子供が知ったらどう思うでしょうか?

私はその感情とお金とを天秤にかけ、今は専業主婦でいることを選びました。

今しか過ごせない子供との時間をめいっぱい楽しんでから、子供が大きくなって留守番ができるようになったら、その時は働きに出ればいい。

そう思うようになりました。

専業主婦が感じるお金に対する罪悪感

1.自分のことを犠牲にして働いているのにお給料は0円

自分で専業主婦でいることを選んだものの、1円も稼いでいないという劣等感、罪悪感があります。

夫から「俺が稼いだお金は俺のものだ」と言われたことがあります。

私は夫が家のことを顧みず仕事に打ち込めるのは、仕事をやめ一人で家事育児をになっている私のおかげだと思っていたのですが、夫はそう思っていなかったようです。

この22万円は二人で協力してもらったお金だと思っていたのは私だけだったみたいで、夫からは養ってやっている足かせと思われているようで、隠れて一人で泣きました。

いつの間にか周りは働いているお母さんが多くなり、午前中家にいる私は余裕があると思われています。

でも、そんなことありません。

だって月収22万円で、私立幼稚園ですからね。

どうしても自分のことは後回しにしないと、うまくやりくりができません。

みんなは専業主婦って家でゴロゴロしてテレビ三昧と思っているようですが、そんなことはありません。

子供を送りだして、掃除、洗濯、食料品の買い出し、衣替えや家の片付け、資源ごみをまとめる作業、子供のズボンの裾上げ、銀行回りなど「名前のない家事」をしていると、あっという間に12時を過ぎています。

テレビを見ているのはせいぜい朝食時の3分間、お天気コーナーだけです。

私は家の用事を終え気付くといつも13時を過ぎていて、慌ててお昼ご飯を食べ、幼稚園のお迎えに出かけます。

その後は子供を寝かしつけるまで怒涛のワンオペ育児。

座っているのはご飯を食べている時と洗濯物をたたむ時、アイロンをかけている時、お風呂に使っているときだけ。

自分がゆっくりするために座る時間はありません。

トイレですら行くのを忘れるくらい子供二人の面倒を見ながら、一生懸命一緒に遊びながら、宿題を見ながら家事を回すのは本当に疲れます。

それで私のお給料はゼロ円、自分の必要なモノはいつも後回しで、子供と夫のいるものを買っていると、自分に使えるお金は残っていません。

 

2.買い換えることが許される夫、子供と、許されない妻

先日、アルバム整理をしているところに娘がやってきて、幼稚園入園前の写真を一緒に見ていました。

その時、娘が「私はこんな赤い靴を履いていたんだね。全然覚えてないや。お母さんはこの靴まだ履いてるね。何年も履いてるね。」と言いました。

その言葉にハッとさせられ、私はいったいこのスニーカーを何年履いているんだろうか?と考えを巡らせましたが、いつ買ったかは思い出せず、この写真を撮った3年以上前から履いていることしかわかりませんでした。

日々成長する子供たちには成長に合わせたジャストサイズを買い与えています。

夫は営業職なのでお客様に不快感を与えないようにくたびれたものは処分し、シャツ、スーツ、靴はシーズンごとに買い換えています。

じゃあ、私は?

私は本当に欲しいものを買えているの?

私だって毎日子育てに奮闘してて、普段着は私の作業着でもあるのに、それを買い換えてもらっているの?

私だって1歳1歳成長しているのに、年に相応したものを買い換えているの?

 

答えは、ノーでした。

1冊の本が私の生き方を指南してくれた

1.田宮陽子さんの本に感銘を受ける

そんな時、私が手に取った「見た目を磨くとすべてがうまくいく! あなたの金運・恋愛運・仕事運は絶対よくなる [ 田宮陽子 ]」という本が私の人生を変えてくれました。

忘れもしない2018年お正月です。

「見た目を磨くとすべてがうまくいく!

あなたの金運・恋愛運・仕事運は絶対良くなる」

田宮陽子 著

2017年12月初版

207p

このキラキラとした表紙に導かれ、夢中で読みました。

 

2.プチプラのネックレスが人生を変えた

この本の中の「プチプラでもいいからキラキラしたものを身に着ける」というのを実践し始めました。

若い頃に買ったイミテーションパールの一粒ネックレスを毎日つけ、ズボンをやめてスカートを履くようになりました。

そしたら自然と自分の立ち振る舞いがエレガントになっていると気付いたのです。

子どもや夫にも自然と優しく接することができるようになり、殺伐とした家の雰囲気が急に丸く感じました。

それから私は、子供のお世話優先で選んでいたカジュアルな服を手放し、リサイクルショップを利用して少しずつ自分がなりたい女性のイメージに近い洋服を買い足していきました。

ハンカチやポーチといった小物はメルカリの新古品を購入し、お土産でもらったキャラクターのものは手放しました。

スーパーの切花を買い、家に飾りました。

自分がやりくりした小さなお金で、小さく揃えていきました。

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その結果、好きな服ばかりになり朝の服選びの時間がなくなりました。

お気に入りのものに囲まれた家にいるのが好きになり、外に行かなくなったので散財せずお金が貯まるようになりました。

お金のかけどころを考え子供たちと体験することを選んだ結果、家からおもちゃが減り、代わりに遊園地に行った思い出が増えました。

それまでの私は目の前の命を育て上げることにばかり力を注ぎ、自分のことを後回しにして大事にしてきませんでした。

そんな私にこの本が自分主体に生きることを教えてくれました。

自分はどんな生き方をしたいか考えてみて

自分の心に注目し、自分の心が欲しいと思っているものを買う、やりたいと思っていることをやる。

こんな簡単なことを私たちは大人になるにつれて忘れてしまいます。

子供はいつだって自分の心に素直です。

欲しいおもちゃがあれば欲しいと言い、手に入ることを疑いません。

やりたくないことはやりたくないと言い、やりません。

人が何をしていようがおかまいなしに、自分のやりたいことだけをとことんやります。

納得するまでやり続けます。

子供たちを見ていると、私に「自分の思うように生きていけばいいよ」と教えてくれているような気がします。

田宮陽子さんのこの1冊の本との出会いで、私は自分がどんなふうに生きていきたいかを考えるようになりました。

目を閉じて自分のなりたい姿を思い描きました。

すると、

子供たちと毎日一生懸命遊んでいる姿

子供と一緒に料理やお菓子作りをしている姿

ゆるく巻いた髪をなびかせてヒールを履いてスカートをふわっと漂わせて買い物をする姿

いつも上品にニコニコ笑っている姿

整理整頓が行き届いた家でのんびりリラックスしている姿

自分の手を動かし、暮らしを作りだしている姿

たくさんの本を読んで、たくさんの人にその良さを届けている姿

ブログを書いたり文章を書いて作家や講師になっている姿

が浮かび上がってきました。

私がやりたかったことってこれだったんだ!!

そしてもう半分くらいは叶ってる!!

これは大きな気付きでした。

なりたい私になるには、あと半分がんばるだけで夢が叶う。

なりたい私になるために、私はイメージに合わないものをどんどん断捨離しました。

過去の栄光、昔好きだったアーティストのグッズ、ゆったりとしたシルエットの服、傷んでいた靴、キャラクターの小物、劣化したプラスチック小物など。

どんどん捨てることで、ミニマリズムの考え方を知りました。

ゴミを出さないゼロ・ウェイストの暮らしも知りました。

始まりはなりたい自分に自分を近づけることだったけど、結果的に私のライフワークとなるような考え方、働き方も見つけました。

いらないものをそぎ落としていくほど、手元にあるものをいとおしく思うようになりました。

余計なものを捨てることで、頭の思考回路がすっきりとし、後回しにしない性格になりました。

そして、私の大切なものは、私の身近にいつもいてくれる人だったんだということに気付きました。

すべての始まりは、自分を大事にすること

自分を後回しにしないことで得られることのほうが失うものよりも多かったのです。

いつも自分の心に正直に動くことで、心がご機嫌になり、自然とニコニコとした顔になります。

そういう人には人が寄ってきます、お金が寄ってきます。

自分の心を満たすほんの少しの小さなお金が、結果的には何倍にもなって幸せを連れて帰ってきてくれます。

だから、専業主婦だって引け目を感じずに、自分のためにお金を使ってほしいです。

私が自分のために使う小さなお金は、キラキラ光るヘアゴムやアクセサリー、肌触りの良い肌着、自分を元気にしてくれる本、好きなアーティストのCD、なりたい顔に近づけるコスメ。

本当に数百円から1000円くらいですが、こつこつやりくりして小銭を貯めて、自分の心貯金をいっぱいにするために使います。

もし500円あったら何に使おうかな?

その妄想を実行して叶えてほしいと思います。

そしたら、子供たちに優しく接する自分の姿に気付くと思いますよ(^^♪

 

いつも応援ありがとうございます(^^♪

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つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。