私は散歩中にいろんなおうちの玄関周りやお庭を眺めるのが好きです。
最初はマイホームを建てるときに近所の家を参考にしようと始めました。
ガーデニングや季節のイベントの飾りつけ、風に揺れる洗濯物を見ているだけで楽しいです。
いろんな家を見るようになり、自然と「この家の人はどんな人でどんな生活をしているのか?」という点に気を付けてみるようになりました。
すると、お金持ちの家とそうでない家の差、幸せな家と不幸な家の差がはっきりとわかるようになったのです。
それは、家の外周りに何を置いているか!!
目次
お金持ちに見えるおうちの庭は手入れが行き届いている
100軒近い家を見て、気付いたことがあります。
それは「家の外回りには住人の生活・性格が透けて見えること」です。
営業のお仕事をしている人は経験があると思うのですが、この家に訪問に行っても話も聞いてもらえないだろうなとか、この家はお金持ちそうだから良さそうだな、って直観で感じることがあります。
私たち庶民から見たってそれは一目瞭然です。
家を見ればお金持ちかそうじゃないか、簡単にわかります。
だからこそ、家の外回りって気が抜けないんですよね。
近所にあるお金持ちそうに見えるおうちって、大抵玄関回りにきれいにお花が咲いています。
玄関回りや家の裏にも雑草は生えていません。
休日になると住人の方が庭の手入れをされているのをよく見かけます。
定期的に庭いじりをして手をかけ、家を育てている印象があります。
インターホンを鳴らそうとするその第一印象が、すでに「きれい」なんです。
門構えも立派で、車庫に並んでいる車を見ても洗車され手入れが行き届いています。
そして高級車をお持ちの場合が多いです。
最近新たに気付いたのですが、幸せそうなおうち、お金持ちそうなおうちはクリスマスシーズンになると家の外のイルミネーションを楽しんでいます。
自分たちだけでなく、近所の人の目も楽しませてくれる、そんな人が多いです。
貧乏そうなおうちの庭は不用品、雑草だらけ
反対にちょっと生活に困っていそうな印象を受けるおうちというのがあります。
大概が家に蜘蛛の巣が張っていて、庭は雑草だらけです。
表札は出ていないか、紙が貼ってあるのですがその紙の表札もペロンと取れかけています。
庭には捨てられない不用品が山積みになっています。
そしてその山積みにされているものはほとんどプラスチック製品です。
プラスチックは日光に当たって劣化し、色あせて今にもボロボロと崩れそうになっています。
中にはサンルームに所せましとモノが山積みされているおうちもあります。
庭に子供が乗らなくなった三輪車や子供自転車が何台も置かれていて、台風で倒れようが元に戻していません。
きっとその住人の方は倒れていることも気にしないし、どうでもいいと思っているんでしょう。
また、外回りは一見きれいそうに見えても、物置がある家というのは家の中も不用品でいっぱいなのかな?と思います。
だって、家の中に置くスペースがないから、しょうがないから外に置いているんでしょ?
タイヤや工具はわかりますが、それ以外のものまで物置に置いているおうち意外と多いのではないでしょうか?
庭が散らかっているおうちは、窓から見えるその家の光景もやっぱりなと思うことがあります。
例えば障子が破れたままになっている、クリスマスが終わったのにまだクリスマスリースを飾っている、夜になっても雨になっても洗濯物が取りこまれていない。
そしてその住民の多くが、見た目を気にしていない人が多くジャージを着ていたり、髪もざっくばらんで、太っている人、極端にやせている人も多いです。
庭が雑草だらけの家は心の余裕がなく、だらしない
私の住んでいるところは田んぼを造成して作った住宅地です。
だいたいどこのおうちも同じ広さの土地で同じような家が立ち並んでいます。
同じような家がたくさんある中でも、外観でその家の人がどんな人なのか、どんな性格なのかは透けて見えます。
会うたびに「だんなの給料が安くてお金がない。パートが忙しい。しまむらで安く買えたよ~!」
と貧乏自慢をしてくる方がいるのですが、家の周りに捨てられないものが積まれています。
1年前の枯れた朝顔がまだ窓を覆っています。
パートに出るから時間がなくて家の外まで手が回らないのか、安物買いの銭失いでお金がなくなるからパートが忙しいのか、どっちなんでしょう?
逆にいつもお庭の手入れをしている方を見かけます。
時には夫婦で芝刈りをしたり、お花を植えたり、その姿を見ているだけで、家の中もきれいだし夫婦仲もいいんだろうな、と推測できます。
小さなお子さんを抱えながら共働きでとても忙しくされている人がいます。
お庭は当然のことながら芝が伸びっぱなし、雑草も生えっぱなし。
1m近く伸びている雑草もあります。
夜も遅いし激務の職業なので気持ちもわかるのですが、このお庭の状態を見る限り、おうちの中も汚いんだろうなと推測しています。
また、私が庭の草取りをしていると決まって声をかけてくる主婦の方がいます。
「つばきさんのお庭って年中緑で覆われて雑草が目立たなくていいわね。
うちなんて庭は砂利敷きだし、コンクリートの隙間から草が生えてくるし嫌だわ。」
とおっしゃるのですが、私の庭だって田んぼに隣接しているのでその畦から種が飛んできて、どんどん雑草は生えてきます。
私の庭は定期的に草取りをしてるからある程度きれいに保たれているだけなんです。
雑草が嫌だというその主婦の方が草取りをされている姿を見たことがありません。
だからコンクリートの隙間から草が伸び放題になっているのですが、見苦しくなっても抜きません。
そう言うなら庭の雑草を抜いたらいいのに、といつも思います。
その主婦の方の家に数か月に一度、お舅さんとお姑さんがやってきて、庭の草取りをされている姿を拝見します。
玄関先のお花のプランターも枯れっぱなしのまま放置していると、見かねたお舅さんがお花を植え替えています。
私だったら、義理の両親が庭の手入れをするなんて、恐れ多くて申し訳なくて断りたいし、「できない嫁」というレッテルを貼られているようでたまりません。
その主婦の方も、やはり毎日パート勤めを忙しくされています。
庭先の雑草一つ、枯れた花のプランター、不用品の山を見て、勝手に性格を決めないで!と思われるかもしれません。
でもそれが現実。
私たちは自分たちが思っている以上に、見た目で判断されているのです。
お金持ちは美しいものを愛で、手をかける
お金持ちは奥様が働く必要がない。
だから庭いじりをする時間が取れるから、お金持ちの庭が美しいのは当たり前!
そう思いますか?
お金持ちの奥様だって虫が大嫌いとか面倒くさいとかで庭いじりをしない人もいます。
でもお金持ちは庭師を雇い、庭を定期的にきれいにしています。
それは門から玄関に入るとき、目に入る緑や花に心癒されるから。
窓から眺めるきれいな庭を見ていると、心が整頓されきれいになるから。
窓から眺めた庭にゴチャゴチャと不用品の山があったら、頭では意識していないけど、無意識のうちに視界のノイズが脳にインプットされます。
ちらちら庭を見るたびに「あの不用品を捨てなきゃいけないな」とネガティブな気分になったり、ごちゃつきからイライラが募り、自分の心のご機嫌を損ねてしまいます。
お金持ちの人はそれがわかっているから、部屋も家の周りも整頓するんです。
美しいものを買い求め、それを手入れする楽しさを知っています。
自分の心のご機嫌を取るために、時間を作ってお庭をきれいにしているんです。
勝手に性格や生活ぶりを判断されるなんてもったいない!
もしこれから町を散策する機会があったり、信号待ちで時間をつぶす時など、周りのおうちの外回りを見てみてください。
家のたたずまいと外回りを見るだけで、住人の趣味、性格が透けて見えることがわかると思います。
それと同時に、自分の家の外回りを少しだけ掃除してみてください。
一戸建ての方は、
雑草が生えてないかな?
庭に不用品が転がっていないかな?
表札やインターホンに蜘蛛の巣や鳥のフンはないかな?
マンションやアパート住まいの人は、
ベランダに洗濯くずや髪の毛が溜まっていないかな?
ベランダに不用品などゴミが溜まっていないかな?
玄関ドア(ドアスコープを含む)に土埃がついていないかな?
廊下などの共有部に自転車や傘など置きすぎていないかな?
ポストにチラシやDMが溜まっていないかな?
こんな点を客観的にチェックしてみてください。
自分が訪問販売の営業マンだったらどこを見ているかな?と初めて我が家に来たような視点で改めて家を見てみると、自分のずぼらさ、後回しにする性格に気付かされます。
本当はちゃんとしている性格なのに!
本当はきれい好きなのに!
そう反論したくても、論より証拠です。
見た目の第一印象が低くなっているので、少しずぼらな点が見えるだけで「やっぱりね」となってしまいます。
そんなの、本当にもったいないことですよね!!
誰だってよく見られたいはずです。
人に良く思われようという見栄ではなく、自分のご機嫌とりに、自分のセルフイメージを高めるために、身の回りをきれいにしませんか?
そうした小さな努力を重ねるうちに、あなたを見る周りの目が変わってきます。