みなさん、家計簿ってつけていますか?
私はめんどくさがりで、飽き性。
これまで何度もいろんな家計簿に手を出しては三日坊主になり、できない自分に罪悪感を感じていました。
でも、そんな私でも2年以上続いている家計簿があります。
それは月に1回、すべての貯金、借金を計上する家計管理の方法です。
月に1回、自分の家にいくら貯金があるのか、いくら借金があるのかを書くだけでお金に向き合える貯金簿を紹介します。
目次
きっかけは「正しい家計管理」という本
この家計簿をつけるきっかけになったのが、「正しい家計管理」という本です。
家のお金のことはこれだけ読めば十分!と思えるくらい、私のバイブル的な本です。
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それまでの私はただ、使ったものをノートに書いているだけの「つけたつもり家計簿」でした。
月末になんとなく食費を計算して、日用品費を計算して、臨時出費を計算して、家計簿をつけたつもりになっていました。
その時はそれなり反省もします。
今月は外食しすぎたな~。
来月は七五三も誕生日もあるから出費が多そうだな~。
こんな風に反省したり来月の課題を考えたりするのですが、それを日常に生かすことができませんでした。
それから、私は目的別に口座分け貯金をしているので、総貯金額がわかりませんでした。
それぞれの口座に少しずつお金が入っていて、「お金がない」という焦りが私を不安にさせていました。
教育費の口座にはある程度貯まっているものの、臨時出費用の口座には10万円すら入っていなくて、「我が家は火の車だ!」と思ったり「我が家は貧乏だから節約しないと」と無理な節約に走っていたこともあります。
その時、この「正しい家計管理」という本を読みました。
家庭を会社を考えて運営していく考え方に目から鱗が落ちました。
家計を会社と考えると会社は倒産することができますが、家庭は倒産させるわけにはいきません。
この本の中に「月に1回財務目録を作りましょう」というのが項目がありました。
これならずぼらな私にでもできるかもしれない、とこの本のいいところをベースに、煩わしい作業は除いてもっと簡素化したのが私の貯金簿です。
用意するもの
用意するものは、
大学ノート
通帳全部
金券全部
借金がある場合は返済計画表
電卓
です。
私の貯金簿の書き方
大学ノートを用意します。
1ページにひと月分を書きます。
1.財産を合計する
まず、現時点の財産を合計します。
財産とは換金できるものです。
預金、株、不動産、金券などです。
1.預金通帳の残高を書く
まず、家族全員の預金通帳の残高を書き出します。
例えば、
A銀行
夫 普通 30万
定期 100万
妻 普通 20万
定期 50万
このように普通預金と定期預金とを分けて記入します。
毎月目を通すので、「もうすぐ定期預金が満期だな」という気づきもあります。
そして、銀行に預けている金額を合算して記入しておきます。
これを家族の名前で持っている通帳すべて書き出します。
2.金融資産を書く
次に、金融資産について書きます。
金融資産というのは
株、不動産、純金など
私は投資信託をしているので、月末に評価額を記入しています。
3.持っている金券の金額を書く
3番目に、金券を書き出します。
旅行券、商品券、図書カード、クオカードなど
4.貯蓄性のある保険の現段階での積立額を書く
保険を利用して貯金をしている場合もあるかと思います。
この項目で書くのは、
積立保険や学資保険、養老保険など
現在どれだけ積み立てができているのかを書きます。
最後にこれらの金額をすべて足して、合計資産を出します。
2.借金を書き出す
次は借金です。
借金にあたるのは、
借金には住宅ローンや車のローン、奨学金の返済など
我が家は住宅ローンだけなので、この項目は1行で終わりです。
返済計画書を見て、その月の住宅ローンの残額を記入します。
私はこの時に、該当する月を定規で線を引いて消しています。
だんだん消した欄が増えていくので、返済のモチベーションアップにつながります(^^♪
3.純資産を計算する
合計資産と借金額がわかったら、次は純資産を計算します。
計算式は、
合計資産-借金額=純資産
で算出できます。
住宅ローンがある方はかなりの赤字になると思います。
でも「正しい家計管理」では毎月純資産を1円でも多くすることが目的。
普通の方は滞りなく住宅ローンを支払っていれば、純資産は毎月増えているはずです。
「正しい家計管理」の本ではこのほかに毎月の収支を記入するノートも1冊用意します。
でも私は面倒なのでしていません。
予算は毎月それほど変わらないので、ライフスタイルが変わったり固定費を削減した時に組みなおし、更新した毎月の支出一覧を貯金簿の1ページを使って記入しています。
毎月の純資産を求めた余ったスペースに今月の臨時出費代と来月の臨時出費の予定を記入しています。
これで、去年の車検はどれくらいかかったか、子どもの写真撮影にいくら使ったかなど、臨時出費をさかのぼって確認することができます。
実際の貯金簿のノート
実際に書いてみたのがこちらです。
数字は例です。
このように毎月1ページで完結しています。
作業も月末に通帳の記入に行く以外は、家で15分もあれば完成するので、続けやすいです。
月によっては預金が減ったり、定期預金を崩したりと財産には波があります。
でも借金をきちんと返していれば、自然と純資産は増えていきます。
先月と比べて落ち込まず、1年前と比べてどうかと比較すると、
「こんなに借金の額が減った!」
と励みになっています。
貯金をしたいなら収入と支出を見直すことは絶対条件
私もいろんな家計簿をやってみては挫折してきました。
レシートを撮影するアプリは、レシートをため込むようになりミニマリストと反するのでやめました。
細かく費目を書く家計簿は、家計簿を書く時間を取られることが嫌でやめました。
毎日の支出合計額をカレンダーに書く家計簿は、書くことが目的になって反省しないのでやめました。
新しい家計簿を始めてはやめ、初めてはやめです(笑)
でも、この財務目録の作成だけはもう2年以上続けています。
それくらい簡単で負担が少なく、なおかつ自分の財産がいくらあるのか把握できるので、将来の不安が軽減されました。
これまでは口座に散らかっていたお金を見ては「これだけしかない」と不安になっていたのです。
でも集めて合計してみると、自分が思っているよりも預金があることがわかりました。
それに今までは家計が苦しくなるとばかり思っていた保険も、現時点の積み立て高を見ることで、
教育費は学資保険で50万円は貯めたぞ。
この調子で続けるとして現金があと150万あればいい。
普通預金に100万あるからゴールはあと50万くらいだ。
と思えるようになりました。
「ない」よりも「ある」に目線が行くようになったのです。
そして、我が家は住宅ローンを借りていますが、毎月の引き落としで確実にローン残高が減っていることがわかります。
ボーナス月はいつも以上に残高を減らせるので、純資産の増加が嬉しくなります。
この本には、それ以外にも中期・長期計画や、毎月の予算の立て方とフォロー、そして巻末には実際に「正しい家計管理」に挑まれた方の体験談が載っています。
特に体験談を読むと、みなさん生活が小さくなりシンプルになっているのがわかります!
財産を見える化しただけで、物の消費や無駄遣いに気付くようになるのです。
私も純資産を毎月1円でも多くすることに日々励んでいます。
先月はキャリアを手放して格安SIMに完全に乗り換えました。
みなさんの家計が黒字システムとなりますように検討を祈ります(^^♪
ミニマリスト、ごみを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪
ランキングに参加しています。いつもありがとう。