ミニマリスト

ミニマリストしぶさんの【手ぶらで生きる。】レビューと感想

メルカリで「これはどんな本なんだろう?」と気になった本。

それが、ミニマリストしぶさんの【手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法】です。

大概の断捨離本やシンプルライフ、お金持ちになる系の本だと見栄を捨てるというのはよくある話です。

でもこの人は財布まで捨てている!?

えっ、どういうこと!?

大変気になるタイトルに惹かれ、思わず購入しました。

間違いなく私の中で2018年上半期のベスト3に入る本でした。

衝撃を受け、読後すぐにいろいろなものを捨てました。

それは今も続いており、身の回りのがらくたを処分したくなる凄まじいパワーがありました。

今までお金!お金!となっていた気持ちに歯止めがかかりました。

「ああ、今の私に一体何ができる?でも、この感動を共有したい!」

ってことで、ミニマリストしぶの「手ぶらで生きる。」の感想を紹介します(^^♪

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「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」

 

著者は月100万PVブロガーのミニマリストしぶさんです。

まず本の冒頭から、しぶさんの暮らしぶり、部屋の紹介、所有物一覧、一日の過ごし方がカラー写真で紹介されています。

もうこの写真ページだけで、ミニマリスト志願生の私はお腹一杯!

知りたいことど真ん中が余すことなく紹介されています。

部屋は福岡県のマンションの一室。

バブルの頃に建てられた物件で4畳半の部屋の家賃は2万円

カーテンもテーブルもありません。

玄関を入ってすぐに洗濯機置き場、クローゼット(という名の突っ張り棒)、キッチンが一続きで並んでいます。

仕事や食事は出窓スペースで。

1日1食で、夕食前に新鮮なものを買ってくるので冷蔵庫はなし。

はじめは床に寝ていたそうですが、マットレスを購入したそうです。

どうです?この暮らしぶり。

具体的にどうしてこのような生活になったのか、どうしてミニマリストになったのかが、50の方法や考え方で紹介されています。

次に私が影響を受けた点を紹介します。

収納は持たない

収納をつくって空白を増やせば、その空白を埋めようとするのが人の性質。」

まさしくその通り!!

大きなクローゼット、何段もある衣装ケースを持てば、それだけものが増えます。

まだまだ仕舞うところがあるから大丈夫と思うわけです。

でもはじめからこの分しか収納がないと思えば、理性が働き、必要以上にものを買って増やすことはなくなります。

「物は、隠すと増える。多くの人にとって、【収納に入れる物=隠したい物】。

隠すということは、物になにかしら問題があるという状態だといえる。」

という指摘には唸りました。

デザインが優れているもの、よく使うもの、便利なものは隠さず身近に置いているはずですよね。

収納にしまうということは、お客様には見せられない代物だと自分が認識しているから。

人に見せられないものをしまっておくという行為は一体何なのか(笑)

収納にしまう時点で、自分の人生にそれほど必要がない物だとちゃんと頭ではわかっているわけです。

だったら収納にしまわずに処分する。

部屋に出しておけるようなデザインの物にする。

確かに自分の家を見回しても、クローゼットにしまってあるのは、

メルカリで売ろうと思っているもの

嫁入り道具の着物一式

大量の自己啓発本

紙袋やショッパー

取扱書など紙類のファイル

未整理の家族の写真やアルバム

など、自信満々で人に見せられない物ばかり。

捨てようかどうしようか悩んでいるものが大半です。

また、リビング備え付けの収納以外の棚にもおもちゃや工作がところ狭しと並んでいて、とてもきれいとは言えない状況です。

せめて備え付けの収納以外の棚やボックスをなくせるように、要らない物は処分しようと思います。

「物の消費=時間の消費」であると知る

私はこの章を読んだ時に、ムヒカ大統領のことを思い出しました。

世界一貧しい大統領として有名になったウルグアイの元大統領です。

私も彼の考え方が好きで特番や動画で彼のスピーチや講演をよく見ました。

その中に

「君が何かを買うとき、お金で買っているわけではないのさ。

そのお金を得るために使った時間で買っているんだよ。」

というものがあります。

ほとんどの人は買い物するときに安いか高いか、買えるか買えないかでしか見ていません。

でも労働の対価を考えると、本当に必要なものなのか真剣に考えます。

並べば無料でもらえる、食べられるというキャンペーンもありますが、本当にその時間を消費してでも欲しいものなのかよく考える必要がある、と筆者はいっています。

私はこの他にもモノを捨てる、処分するときにも消費する時間や手間も考えなければいけないと思います。

ものを買うのは簡単です。

ネットで買えば、どんなに大きな家具でも玄関先まで運んできてくれます。

でも捨てるときは?

自分でごみ集積所まで運ぶか、リサイクルショップに持っていかなくては行けません。

引き取りを依頼するにも予約したり立ち会う時間が必要になります。

処分することを即決できる場合はいいです。

でもほとんどの人がめんどくさかったり、忙しかったり、捨てる勇気が持てなくて、捨てるまでに多くの時間をそのものに対して費やしているのではないでしょうか

ここまで考えると、物の消費は時間の消費という言葉も納得できるのではないでしょうか?

買うときは手放すときのことまで考える、ということです。

60万円以上は貯金しない

これは度肝を抜かれました!!

お金はあればあるほどいいと誰しもが思います。

でもしぶさんは生活費の1年分を残して、あとは人のために使う。

お金はたくさん貯めると使うのがもったいないと思ってしまうものです。

その最たるものが高齢者のタンス預金。

日本の20代、30代はお金がないとヒーヒー言いながら生活しているのに、高齢者が手元にあるお金を老後のためといって使わないものだから、お金が流れていかず経済が回らないのです。

今がその老後ですよー!と耳元で教えてあげたいくらい(笑)

私も2年前くらいまでは

お金をためなきゃ!

教育費は一人3000万円かかるっていうし全然足りない!

と、普段の生活をないがしろにして貯金に励んでいました。

その結果どうだったかというと、ストレスだけが溜まり、体調を崩しました。

節約に見あった貯金もすることができず、旅行もいかず、ただ目の前が真っ暗になっただけです。

今はある程度お金があるから、体験にお金を使おうと思うようになりました。

あんなに小さかった息子も、部活が忙しくなる中学生になるまであと4年しかない!

小学生の間に家族旅行を楽しんでおこうと思っています。

しぶさんの必要以上のお金は人に回すという考え方は、お金の引き寄せの方法でも言われていることですね。

貧乏をやめたいのなら、寄付をしなさいとよく言われます。

お金はためればためるほど将来の不安が大きくなります。

貯めても貯めても満足しないんです。

そんないつ起こるかわからない未来のために一生懸命になるより、今を一生懸命生きることのほうがもっと大切!

いろいろなものを手放すと、自ずと今を考えることに繋がります。

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ミニマリストは今を生きている

他にももっともっとお伝えしたいのですが、それは実際に本を手にとってご覧ください。

一刻も早くこのがらくたを捨てよう!と思うはずです。

私もこの本が読んでから捨てが加速しています。

それにともない、不要になったものを出品しているメルカリも売れに売れてます。

ものを手放せば手放すほど、頭がスッキリしてやりたいことをやる時間が捻出されます。

不用品を売れば、ほしかったものを買うお金になるし、旅行にも行けます。

一体どれだけの荷物や不安を背負って私は生きていたんだろう?って気付かされます

ミニマリストは生きることに立ち返ることのような気がしてきました。

強く思うのは、消費に踊らされず、自分から掴み取る人生を生きることの大切さです

この本は自分が人生の主人公だと教えてくれます。

ミニマリストを目指している人、片付けをしたい人の他にも、人生が停滞していると感じている人にも読んでほしいなと思います。

ミニマリスト、ゴミを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪

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ABOUT ME
つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。