お金のこと

2020年面白かったお金本ベスト3!【お金の減らし方】という斬新な概念

本が大好きで、年間150冊程度読んでいる主婦です。

本好きの私が2020年に読んだ本の中から、面白かったお金にまつわる本をご紹介します。

役立った順に第3位から発表します!

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第3位【貯まる女子の毎日の習慣】日経WOMAN

第3位は【貯まる女子の毎日の習慣/日経WOMAN】を選びました。

 

雑誌【日経WOMAN】に掲載されたお金特集を集めた本です。

カラー写真入りでとてもわかりやすい!

内容も、スッキリとした部屋、貯め技、ワードロープ、料理、節約方法、投資とバランスよく掲載されていて、これ一冊で網羅されていますね。

ちなみに掲載者の金融資産最高額は、なんと1億500万円!!

この方は投資をされていました。

私はメルカリで購入しています。

この1年で何度も手にとっては節約、貯金のモチベーションを上げるのに一役買った本です。

第2位【人にはどれだけの物が必要か】鈴木孝夫

第2位は【人にはどれだけの物が必要か/鈴木孝夫】です。

マネー本ではないのですが、お金の使い方についてかなり影響を受けました。

図書館で借りた【しあわせ節電】という本が気に入り、この本よりもミニマム生活に焦点を当てているこの本をメルカリで探しました。

 

文庫本は平成26年発行ということですが、本に書かれているのはそれよりもずいぶん前のようです。

著者はミニマリズムが話題になる何十年も前からミニマム生活を実践してきています。

著者はゴミ拾いを日課にしていて、拾ったものを修理して使っています。

大学教授の著者が修理した家電製品などは外国人留学生に譲って活用しています。

毎朝犬の散歩をしながら道に捨ててあるゴミを回収することが日課。

道路に紙ごみが落ちていると黙って見ていられなくて、一度家に戻って犬をつないでから回収して、回収業者に持っていくのですが、報酬は受け取りません。

小銭を稼ぎたいという次元でやっているんじゃないんです。

資源を分かち合う。

地球を大切にする。

人は自然界のピラミッドの頂点ではない。

主張は世界一貧しい大統領として有名になったムヒカ氏に通じるものがあります。

とっかえひっかえモノを買い、捨てている現代社会に警鐘を鳴らしているんです。

この著者の生活と同じだなと思ったのが、小説【隅田川のエジソン】です。

人が捨てたものを拾って生計を立てているホームレスの話で、著者が出会った実在のホームレスがモデルです。

なんのためにお金を稼ぐのか?

何にお金を使うのか?

お金よりも大切なものはあるのか?

自問せずにはいられない本です。

【人にはどれだけの物が必要か】は、これからの自分の軸になりそうな本です。

ゴミ問題、環境問題、ゼロウェイスト、ノープラ生活に興味のある方にお勧めです。

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第1位【お金の減らし方】森博嗣

第1位は【お金の減らし方/森博嗣】です。

3月頃にタイトルに惹かれて購入しました。

YouTubeで動画にあげてらっしゃる方もいるんですが、個人的にはもっと話題になってもいいのにな~って思う本です。

目から鱗っていうのはこういうことを言うのね!!って本当に思いました!!

今までお金の節約方法、家計簿の付け方、投資の方法などたくさんのノウハウ本、エッセイなどを読みました。

しかし著者が指摘するようにどれも【いかにお金を増やすか】という視点で書かれた本だったわけです。

そうじゃなくても【いかに無駄遣いしないか】とかね。

それがひねくれものの著者が「お金を増やす方法を本に書いてください」ってお願いされて書いたのが、【お金の減らし方】だったというこの本。

じゃあ著者はお金をどんどん減らしていって全然金融資産を持っていないのかというとそうじゃなくて、億を超えてて、趣味のために広大な土地を購入し家を建てています。

家のおまけに庭があって趣味スペースがあるなんてもんじゃなくて、趣味スペースがあって家がおまけみたいなイメージ(笑)

最初は極貧生活から始まるんですが、そんな暮らしでも【欲しいものを買う。必要な物は買わない。】をモットーにしていて、普通逆じゃないか?と思うのですが、これが幸せに暮らす方法なんだと。

ずばりその方法は、収入の1割をそれぞれ好きに使い、残りの8割で暮らしていく方法。

この方法は、本多清六氏の【私の財産告白】と同じ方法です。

 

本多氏は先取り貯金をして残りを生活費に充てるなんちゃって貧乏生活ですが。

森氏の奥様は極貧生活中は子供服を手作りして節約したり、奥様が好きに使っていい分け前を子ども関係に使って子育てを乗り切ったりもしたようです。

しかしどんなに貧乏でも欲しいものを買うための出費だけはずっと続けていました。

何のためにお金が欲しいのか。

何のためにお金を貯めるのか。

何のためにお金を使うのか。

今までの常識なんかくそくらえってハンマーで頭を叩かれたような衝撃でした。

この本と出合って以降は【いかにたくさんお金を貯めるか】よりも、【いかに満足したお金の使い方をするか】に重点を置いて生活するようになりました。

暮らしの満足度を上げているうちにお金に苦労しなくなる。

そんなノウハウが詰められた一冊です。

以上が2020年に読んだ本の中から選ぶ【ベストお金本】です。

2020年発行の本は【お金の減らし方】しかありませんが、本は出合った時がベストタイミング!

2021年も自分の芯になるような本に出会えることを願って。

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ABOUT ME
つばき
つばき
子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。