ミニマリスト

炊飯器を捨てて得たおいしい白米生活

こんにちは、つばきです。

私は1年半前に炊飯器を断捨離しました

何でご飯を炊いているのかというと、土鍋やおしゃれな炊飯鍋ではなく、普通の両手鍋

イオンで購入したごくごく普通のお鍋です。

鍋で炊いたご飯を食べたら、おいしすぎてもう炊飯器には戻れなくなってしまいました。

味もさることながら、鍋炊飯を続ける一番の理由は面白いから

ガラス製の透明な鍋蓋を使っているので、沸騰の様子がわかり、理科の実験をしているようで面白いんです。

 

私のご飯の炊き方はとても簡単で、しかも炊飯ジャーを使っていた時よりも短い時間で炊けるんです!

それではやり方を説明します。

1.用意するもの

お米、水、計量カップ、鍋、鍋の蓋。

 

2.炊飯のやり方
1.1合につき200ccの水を入れ、30分以上置く

私は1回につき3合炊いているので、用意する水は600ccです。

 

2.鍋に蓋をして強火でぐらぐら

最初から強火で。ふたが浮き上がってカタカタ音が鳴るまで沸騰させます。

鍋から噴きこぼれるくらいです。

3.火を弱火にして5分

鍋のふたがカタカタいって泡を吹き始めたら弱火にします。

プツプツという湯気の音が小さくなり、鍋の中の水気がなくなったら火を止めます。

だんだんと湯気が収まり、ふくらんだお米の粒が見えるようになります。

 

4.火を止めて10分蒸らす

10分待ちお米が水を吸ってふっくらするまでふたを開けずに待ちます。

 

簡単でしょ?

水につけておく手間はありますが、圧倒的に時短になりました。

以前使っていた炊飯器では通常コースで60分、早炊きコースでは40分かかっていました。

夕方子供たちと遊んでいる時、ささっとお米を水につけておきます。

夕飯の支度と同時にコンロのスイッチを入れれば、おかずが出来上がるころにはお米も炊き上がっています。

しかも火を入れている時間は8分くらいだけなので、弱火にして火を止めた後はコンロからおろしてしまえば、コンロも2口使うことができます。

ちなみに我が家はオール電化のIHクッキングヒーターですが、昔のガス炊飯器と同じくらいおいしく感じます。

炊飯器の不具合から始まった私の鍋炊飯への挑戦

私が炊飯器をやめて鍋炊飯にしようと思ったのは、買い換えた炊飯器のご飯をおいしいと感じなくなったから。

購入当時は最新モデルの、窯にもこだわって作ったといううたい文句の炊飯器でした。

でも、ちっともおいしくないんです。

それに変なにおいもします。

保温したご飯、冷蔵庫に入れておきレンジで温めたご飯は、もちろんそれ以下の味。

実家に帰省してご飯を頂くと、白米のおいしさに毎回びっくりしていました。

実家は田舎で名水百選にも選ばれている水の都。

水道の蛇口をひねれば名水百選の湧水が出てくるところです。

水のおいしさの違いはあれど、お米は父の友人が作ったお米を私にも分けてもらっているので同じものを使っているのに、なんでこんなに味に違いがあるんだろう?

実家で使っている炊飯ジャーも我が家と同じメーカーなのに(笑)

なんでだろう?なんでだろう?

そんなとき、私の憧れの暮らしの達人(マキさん、アズマカナコさん、稲垣えみ子さん)などがお鍋でご飯を炊いていることを知りました。

憧れの人たちにお近づきになるために、私も一度この鍋炊飯とやらに挑戦してみよう!と、とりあえず家にある鍋でご飯を炊いてみたんです。

ネットでやり方を調べ、コトコトと音を奏でる鍋を見つめる私。

炊き上がって蓋を開けた時、とても懐かしいにおいがしました。

それは、私が小さい頃実家で使っていたガス炊きの炊飯器の匂いと、保育園の給食で温めてもらったご飯の匂いでした。

小さい頃の嗅覚の記憶がグーンと蘇ってきた私。

これは、ばあちゃんやお母さんや給食のおばさんや、私においしいご飯を食べさせるために手をかけてくれていた匂いだったんだ!

匂いとともに家族との思い出やご飯の楽しい記憶も蘇ってきました。

初めてお鍋で炊いたご飯はお米が立っていました。

甘いお米の味がして、ご飯、みそ汁、漬け物があれば、充分でした。

お米の甘みを数年間味わっていなかったことに気付かされました。

おいしいご飯がある。

それだけでおなかも心もいっぱいになりました。

道具に頼らないちょっと昔の生活は人の営みを教えてくれる

私は戦中~戦後、昭和30年代の暮らしが大好きです。

戦争映画、戦争ドラマ、朝ドラ、となりのトトロ、佐賀のがばいばあちゃんが大好きです。

モノがなくても知恵と工夫と愛で生活を楽しくする人の営みが大好きです。

山と田んぼに囲まれたど田舎から、電車やバスの本数がたくさんあって、人もたくさんいて、買い物するところもたくさんあるこの街にお嫁に来ました。

便利さや魅力的なモノの数々にはもう飽きてしまい、時代と逆行しながら生きています。

モノを手に入れれば入れるほど私は忙しくなり、お金が減っていきました。

モノを手放せば手放すほど私は手を動かすことが好きになり、心が豊かになりました。

だんだんと自分が人間であるという自覚が生まれてきたように思います。

お金に頼らない、道具に頼らない、人とのつながりと想像力を大切にしたあの頃の映像作品や小説は、私の教科書です。

私は鍋炊飯を始めて、もう炊飯器を使おうとは思いませんでした。

こんなに楽しい家事があったのに、それを道具のせいで奪われていたことに愕然としたからです。

毎日鍋でコトコトとご飯を炊くのは、家族においしいご飯を食べさせて笑顔にしたいから。

そして子供たちには道具に頼らず自分の手を動かして工夫する生きる知恵を教えたいと思っています。

最近では息子が一人でだしを取ってお味噌汁を作るようになりました。

ご飯の炊き方を教える日も近そうです。

ご飯の炊き方をマスターすれば、息子はお味噌汁、キュウリの漬物、卵焼きを作れば一食分の献立を揃えることができます。

私が体調不良で伏せている時に作ってもらえるし、息子自身も大災害などのサバイバルで行き抜いてくれることでしょう。

鍋炊飯からこんな未来を思い描いて、またまた幸せな気持ちになる私です。

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ABOUT ME
つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。