自分のやりたいことと行動が矛盾しているなって思うことってないですか?
別に知りたくもない情報を必死で手に入れたり、ただ受動的に流れてくるテレビの映像を見たり余計なことを考えることで、本来やりたい仕事や夢に手を付けられない。
そこで、私は自分の時間を作りだすために、情報系アプリを消去してしまいました!
目次
情報系アプリに時間を奪われる毎日
消去したのは、スマホのホーム画面に鎮座していてた情報系アプリです。
もう何年も毎日チェックしていた、「スマートニュース」と「NEVER まとめ」です。
どちらもテレビをほとんど見ない私にとっては、世の中の動きや何が流行っているかが瞬時にわかる、ありがたいアプリでした。
ところが、活字の好きな私はこのアプリを毎日数回チェックしないと枯渇するというか、世の中についていけない、お得な情報を逃してしまう危機感を抱くようになっていました。
そのため1日1回は2つのアプリをチェックするのが習慣になり、それをしない日は体がうずくというか、チェックせずにはいられない!という状態でした。
スマートニュースを見て、トップニュースをチェックした後は、自分好みにやってくる情報を隅から隅まで読んでいました。
私の場合は、貯金、お金の運用、子育て、夫婦間のギャップのコラムです。
1つでも見逃してしまったら、お得なお金の情報を知らずに損してしまうという危機感。
子育て、夫婦間のギャップに関するイライラの記事を読んで、「うちだけじゃない」と安心する気持ち。
これらの感情で心がいっぱいになっていました。
また、スマニューで世の中のニュースを知った後はNEVERまとめに移り、今度は世の中のトレンドをチェックしていました。
リツイートの多いつぶやき、画像を毎日チェック。
芸能人のまとめをチェック。
しまむら、ユニクロ、無印、100円ショップ、コンビニで売れている流行りのものをチェック。
こうして世の中についていこう、流行っているものを試そうという気持ちから、それほど興味のないまとめ記事までチェックしていました。
そして、家仕事が溜まっているのにスマホを1時間いじってた!ということがしょっちゅうでした。
というか、ほぼ毎日( ;∀;)
それでやりたいことができない、時間がないと嘆き、スマホで時間を消費してしまった自分に激しく自己嫌悪するのです。
私は何のために流行りについて行きたいのか?
ふとある日、私は考えました。
なぜ、私は毎日情報系アプリをチェックしてしまうんだろう、と。
それは「流行りについていきたい」という気持ちからでした。
ではどうして「流行りについていきたい」のかというと、人と同じに見られたいからという理由が浮かび上がりました。
最新ニュースに「そんなことも知らないの?」と言われたくない。
最新トレンドに「流行を取り入れてないなんてダサい」と思われたくない。
つまり、人に恥ずかしいと思われたくない一心だということです。
どうして流行りを知らないとだめなのか?
みんな仲良く手をつないで、同じものを持ち同じ行動をとれば、なんとかなるよねきっと!という「赤信号、みんなで渡ればこわくない」を日常でもやっちゃってたんです。
逆に不安感、枯渇を与えられていた
では、情報系アプリが私に何をもたらしてくれていたのかを考えてみます。
一つは、多くの情報に触れることで自分にとって最良の選択ができると思いこんでいたことです。
特に貯金の方法、節約の方法、お金の運用情報のまとめ記事を読むと、「このままでは全然お金が足りない。節約、貯金を頑張ろう」という気持ちになっていました。
そして1円でも大切にしようと心を入れ替え節約を頑張っていたように思います。
二つ目に、自分が抱える孤独感をごまかそうとしていたことです。
私はワンオペ育児をもう8年もやっています。
専業主婦で家事、子育ては当たり前。
誰も私の頑張りを認めてくれないし、誰にも甘えられない、ずっと一人で戦っているように感じます。
その孤独感を同じように子育てに悩んでいる記事、夫婦間のギャップを抱えた記事、離婚の記事を読むと、「私だけじゃないんだ。どこの夫もダメな人間なんだ。」と安心しました。
そう、私の心の不安を埋めてくれるような記事を読んでいるはずなのに、逆に私の不安は大きくなっていました。
物事をどんどんネガティブな方向に考え、最近では「離婚するにはお金が必要。だからお金をたくさん貯めないといけない。」という考えになっていました。
記事を読めば読むほど、貯金できていない自分を責め、ワンオペ育児をさらに追い込んでいたと思います。
「今これが売れている!」というトレンドの記事を読めば、
「みんなは好きにお金が使えてうらやましい」
「好きなモノを買えてうらやましい」
「これを持っていない私はだめなんだ」
と思います。
「将来はこれくらい貯金が必要です」という記事を読めば、
「全然貯金ができてない自分って主婦失格だ」
「今でも火の車なのに子供が大きくなったらどうしよう」
「みんなはお金があってうらやましい」
と自分を責め、人を妬みます。
人それぞれ必要なモノの量は違うのに、平均化された数字や流行りに責められているような気持ちになっていました。
アプリを断捨離したらやりたいことができるように
もう時間の無駄遣いはやめよう、自分のしたいことのために時間を使おう。
そう決めて、二つのアプリをアンインストールしました。
その結果・・・何も困っていません( ;∀;)
あれはいったい何だったんだろう・・・。
1.最新ニュース
最新ニュースは朝7時からのNHKのニュースと朝刊で十分追えています。
NHKと新聞では疎くなるエンタメ情報も、テレビ欄の文章を読めば芸能界で何が起きているのかはわかります。
そして、このブログを書くためにパソコンを立ち上げるとニュース画面が出てくるので、そこでざっくりとニュースや経済の流れを確認しています。
つまり、スマホを持つ以前の生活に戻りました。
ガラケーだったときもニュースと新聞、パソコンのヤフーニュースで十分事足りていました。
少し懐かしいタイムスリップを経験しています。
2.気になることだけを検索
まとめ記事を読まなくなったことで、自分の知りたいことを検索画面に入れて検索するようになりました。
自分の知りたいことをピンポイントで検索することで、確実に知りたかった答えが見つかります。
まとめサイトなんかなくても、世の中の貴重な経験は、私も含め多くの方が自分の経験をまとめてくれています。
そのホームページやブログ記事を読んだ方が、まとめサイトの上辺より詳しく知ることができます。
まとめサイトを読んでいたときは別に知らなくてもいい情報まで読んでいましたが、今は他の情報に振り回されなくなりました。
3.空いた時間を読書に
私が情報系アプリを見ていたのは主に夜9時以降の子供が寝静まってからです。
体は眠たがっているのにスマホで最新情報をチェックしないと!と躍起になり、眠たいのに寝ないという生活でした。
そのおかげでスマホをいじっているうちに睡魔はどこかに消え、You Tube動画をあさったりして気が付いたら12時を過ぎていた!ってことがしょっちゅうありました。
自分の体の欲求に嘘をついてまで、知らなくちゃいけない情報なんてありません。
今はこの時間を読書に充てています。
10時ころにはスーっと自然に眠りにつくようになりました。
その分朝は目覚まし時計が鳴る前に目覚め、朝も読書するようになりました。
お金持ち、仕事ができる人は早起きだといいます。
私もこんな形でお金持ち習慣を身につけることになりました!
4.物欲がなくなった
結局、アプリなんてほとんど広告だなと実感しました。
どのアプリを開いても広告が出ますよね。
まとめ記事もしょせん広告で、人の消費購買欲を掻き立てるためのものでしかないことに気付きました。
そう、私はアプリを通じて利用されていたのです。
企業はモノを売るために、いかにこれが素晴らしいか、これを持っていないと流行に乗り遅れるか、というのを私たちの潜在意識に植え付けてきます。
これは「ハロー効果」というもので、CMや雑誌など広告で一度でも見たことのあるものを人は選ぶ傾向があります。
お店でCMで見たことあるものと、全く見たことのない得体のしれないものだったら、CMの商品を選びますよね?
企業はこれを狙っているんです。
「最新」という文句がつけば、持ってないという欠乏感が湧きます。
「激売れ」という文句がつけば、みんな買ってるんだからきっといいものだろうという安心感が湧きます。
広告、宣伝で私たちの意思は本当に簡単に変わってしまうものです。
今は情報系アプリを見ていないので、何が売れているのかわかりません。
でも、私は必要なものはもう持っているので、欲しいものが思い浮かびません。
最近壊れたテープカッターくらいでしょうか(笑)
モノを知らなければ欲しいという気持ちすらありません。
選択肢が少ない方が幸せなのは、限られているもので十分幸せを感じられるからだと思います。
時間は誰にでも平等に与えられ二度と戻ってこない
時間は誰にでも1日24時間与えられています。
明日終わるかもしれないし、あと80年残っているかもしれません。
人の寿命は誰にもわかりません。
だからこそ、好きなことをしたり、冒険をして人生を楽しんでしまおうと思います。
理想は「やり残したことはない」と言って終えることです。
時間は二度と元に戻りません。
やり直したいと思っても、同じ日の同じ時刻はもう二度とやってきません。
だから、私はわがままに、自分の気持ちに正直に生きようと思います。
自分のやりたいことができなくなる時間は思い切って断捨離!
それはスマホを使った無駄な時間の消費だけでなく、たいして面白くないテレビをダラダラ見る時間、人のうわさ話に付き合う時間、前もって予約せずに行き長く待たされる時間、人の世話をして自分のことができなくなる時間もあります。
この時間は本当にこれをしたいのか?
自分の心に聞いてみるのを習慣にしてみませんか?
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