ゼロ・ウェイスト

家庭で簡単に始められるダンボールコンポストの準備の仕方

こんにちは、つばきです。

毎日の暮らしの中で主婦の私でもできる簡単なゼロ・ウェイストに取り組んでいます。

家庭の消費活動の大半は主婦が担っています。

主婦がゴミを増やさない、家にゴミを持ちこまない買い物や取り組みをするだけで、家庭から出るゴミの量は驚くほど少なくなります。

日本ではほとんどの食品がプラスチック包装されているので、食品のプラスチックゴミを減らすことはなかなか難しいことです。

でも袋に入っていないりんごや玉ねぎ、にんじんを見つけたらそれを買うようにしています。

またチョコレートは子包装されているものではなく板チョコを買い、そのまま食べたり手作りのおやつを作ったりしています。

でもまだまだゴミをもらわない生活をするのは難しくて、昨日も買い物でお金を出している間にしっかりレジ袋に梱包されてしまいました(+_+)

「レジ袋いりません」をいうタイミングがつかめず、まだまだこんな失敗を繰り返しています。

こんな風に買い物でゴミを減らしつつ、さらに家庭から出るゴミの量を減らしたいなと思い始めたのが、プランターコンポストです。

プランターコンポストは住環境に関係なく始められる省スペースのコンポストです。

でも外に置いておくと鳥や猫に荒らされること、夏は虫が発生することから、なかなか習慣化しませんでした。

そんな中、自治体主催のダンボールコンポストの学習会がありました。

実はこの学習会、もう2年以上前から申し込みたかったのですが、学習会の日に限って子供の行事がありなかなか参加が叶いませんでした。

今回やっと学習会に参加することができ、私もダンボールコンポストを始めることにしました。

ダンボールコンポストとは、その名の通りダンボールを使ったコンポストです。

ダンボールに基材を入れ毎日生ごみを投入します。

微生物の働きにより生ごみがたい肥化されるしくみです。

ダンボールコンポストのメリット

1.初期投資が安価に始められる

私は学習会を受講したのでダンボール、基材、ダンボールの上にかぶせる布カバーを無料でいただきました。

また空気の通り道となるように段ボールの下に通気性のあるメッシュ状の台に載せるのですが、こちらもホームセンターで無料でもらえるお花のポット入れをもらってきました。

今後は、定期的に行われる学習会に参加すれば基材300円、ダンボール200円、布カバー200円で購入できるそうです。

お近くに学習会がない場合は、楽天でも購入することができます。

 

 

これなら1000円以下で始められますね。

 

2.場所を取らない

昔から利用されてきた畑に埋めるタイプのコンポストは、広い土地が必要でした。

マンション住まいだとコンポストの導入は見送るしかありませんでした。

でもダンボールコンポストならその名の通りダンボールなので、ダンボール1箱分のスペースがあれば大丈夫です。

私はキッチンに設置しています。

 

3.台所からでる生ごみはほとんど処理できる

プランターコンポストをしていたとき、においや虫の懸念から野菜くずのみをコンポストに入れていました。

お肉や魚は今まで同様生ごみとして可燃ごみに出していました。

ダンボールコンポストは肉や魚も関係なく投入することができます。

貝殻や塩分の多いもの、草や葉っぱは分解が遅いので入れない方がいいです。

 

4.匂いが少ない

生ごみって可燃ゴミの日までゴミ箱に置いておくと臭いにおいを放ちますよね。

ダンボールコンポストにはおがくずも含まれているので、ダンボールをあけると木のとってもいいにおいがします。

実際に2か月使用したダンボールコンポストの匂いをかがせてもらいましたが、土のいい匂いがして全く臭く感じませんでした。

ダンボールコンポストの始め方

学習会で教わった通り、ダンボールコンポストを準備しました。

1.ダンボールを2重にする

外側の段ボールはもらったもの、内側の段ボールはスーパーでもらってきたものです。

ちょうどよい大きさのダンボールが見つけられず少し隙間が空いてしまいました。

ダンボールコンポストに入れる生ごみは水気をきる必要がありません。

そのため使用しているうちにどうしても水が多くなってきてダンボールが弱ってきてしまいます。

その予防策としてダンボールを2重にします。

 

2.基材を準備する

いただいた基材です。

ピートモス7リットル、もみ殻くん炭7リットル、おがくず7リットルという配合だそうです。

 

3.基材に水2リットルを入れる

基材に水2リットルを入れます。

4.基材をよく混ぜ合わせる

袋を振って基材と水をよく混ぜ合わせます。

 

5.内側のダンボールに基材を入れる

袋から出して基材をダンボールに入れます。

内側のダンボールの高さギリギリになってしまい焦りました。

これでダンボールコンポストは完成です。

 

ダンボールコンポストの設置場所

ダンボールコンポストは雨の当たらないところに置きます。

雨にあたるとダンボールが弱ってしまいますからね。

私は家の外に置けるところが思いつかなかったので、キッチンに置きました。

隣にあるのは今まで生ごみをいれていたゴミ箱です。

仲良く並んでいます。

ダンボールコンポストの下にはホームセンターでもらったお花のポットをいれていたケースをセットしました。

空気が循環し、ダンボールの底にカビが生えるのを防ぎます。

これでダンボールコンポストの導入が終わりました。

あとは毎日生ごみを投入していきます。

コンポストは地球温暖化防止につながる

私たちが支払った税金のうち、ゴミの処理にいくらくらいかかっているか知っていますか?

私の住んでいる自治体では、1トンの可燃ごみを処理するのに約8000円かかるそうです。

一人あたりにでるゴミの量は年間333kg。

自治体全体では年間4億円の経費がかかっています。

焼却される可燃ごみのうち半分が生ごみと言われています。

各家庭で生ゴミを減らす努力、可燃ごみを最小限にする努力をしたら、それだけでいくら税金が節約出来ることでしょう?

ゴミの処分にかかる経費が削減できたら、その浮いた分を社会福祉などに回せるのではないでしょうか?

ゴミは収集時にも、焼却時にも二酸化炭素が発生します。

ゴミの量そのものが減れば、そのゴミの処理に伴う二酸化炭素排出量も減ります。

近年は二酸化炭素排出量が増えたことで台風の大型化、大豆による河川の氾濫、竜巻の多発など、甚大な被害を及ぼす自然災害が増えました。

大切な地球とまでいかなくても、大切な家族、未来ある子供たちのために安心安全な環境を残したいと私は考えています。

一人ひとりにできることは小さなことかもしれないけれど、それが積もりに積もったら大きな効果を生み出します。

貯金も同じですよね。

1円1円は小さくても、コツコツ貯めていけば自分を助けてくれる大きな財産を築くことができます。

生ごみの量が減り、可燃ごみを出す回数が減れば、有料ゴミ袋の消費量が減り、家計からゴミ袋に支払うお金も節約になります。

買い物をするときに新品ではなく中古品を選べば、半額以上節約になります。

ゼロ・ウェイスト・ホームの作者ベア・ジョンソン氏が家庭で始めた小さな革命が、世界中の人に大切なことを気付かせる大きな力となりました。

 

私の力も地球規模から見たらほんの1mmの出来事かもしれないけど、こうやってブログで発信することで誰かの日常を変える力になれたら、と思います。

 

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ABOUT ME
つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。