子供たちもようやく学校生活になれ、そろそろ気が緩んでくる頃に心配になるのが、子供の登下校や事故。
子供が安全に家に帰ってくることは、親にとってはなによりのお土産ですよね?
我が家も息子が小学2年生になったことをきっかけに、キッズケータイの導入を考えました。
まだ携帯端末を持たせたくないという私の気持ちから、中部電力の子供見守りサービスの「どこニャン」を使うことにしました。
GPS BoTの大きさや使い方、料金、使用感などをまとめました!
GPS BoT導入のきっかけ
小学1年生の頃は親も子も不慣れで心配で、下校を見守ったり、友達の家までついて行くことも多いと思います。
でも2年生になると、子どもも道を渡るのに慣れてきたり、、交友関係が広がり知らない子と遊びに行くことも多くなりました。
小学校2年生の息子がどこで何をしているのかわからない、緊急の時の連絡はどうするのか、という問題が発生するようになりました。
小学生男子っていうのは思い付きで行動するので、親に言っていった場所からいつの間にか公園を転々としていて見当たらなかったり、多少のけがは怒られるので黙っているということがよ~くあります。
転々とした先で、もし一人でいるときに連れ去りがあったら?
本人は転んだといっていたけど実は交通事故だったら?
そんなことはないと思いたいですが、そんなことも言っていられない世の中になってきました。
でも、私も夫も楽天モバイル、いわゆる格安SIMに完全移行した後です。
キャリアの2年縛りや「○○円引き!」ばかりで結局いくらかかるのかわからない料金プランに嫌気がさして解約したので、またキャリアに戻ろうとは思いません。
キャリアのキッズケータイを息子一人がキャリアと契約して持つというのもなんだか腑に落ちません。
そして、ネットを検索し見つけたのがGPS端末のBoTを使うこと!
これなら月額使用料も安いし、やめたいときにはいつでも解約できる!
通話はできないけど、子供の現在位置を調べて迎えに行くことはできる!
我が家は中部電力の「どこニャン」というサービスを利用することに決めました。
中部電力子ども見守りサービス「どこニャン」
まず、どこニャンの概要を簡単に説明します。
どこニャンGPSBoTは、
月額使用料 480円
端末価格 4800円
で利用することができます。
端末を子供に持たせ、親はスマホに無料専用アプリをダウンロードしておきます。
ランドセルに入れておけば、子供が学校に到着した時、学校を出発した時、自宅に到着した時に、親のスマホに通知がきます。
帰宅してから子供が遊びに行くとき、習い事に行くときに持たせれば、子供がどこにいるのかを親はスマホから確認することができます。
どこニャンの場合、親のスマホのキャリアは関係なく、格安SIMスマホでも利用することができます。
私は中部電力管轄のため中部電力のサービスを利用していますが、Bsizeのホームページからも申し込みできます。
どこニャンの見た目、重さなど
次に我が家でのBoTの運用についてです。
申し込みをしたのは夏休み中。
申し込み集中のため、届くまでに2週間ほどかかりました。
その後すぐに実家に帰省したためBoTに触れず(泣)
2学期開始と同時に息子のランドセルに入れて運用を始めました。
どこニャンBoTはこちらです。
大きさは5cm×5cmで、重さは46gです。
大人の手に載せるとこんな大きさ。
小さくて軽くて重さを感じません。
BoTの端末自体には何も通知機能がなく、充電用のケーブル差込口と、充電中のライトの点滅、端末番号が書かれているだけで、本当にシンプル。
しかもしかもBoT本体は音も一切鳴りませんので、学校や道で音が鳴りだして焦るということはありません。
ミニマリストにはたまらない、余計なものは一切ないつくりになっています。
充電器はついてこないのですが、自宅にある夫のスマホの充電器がぴったりはまりましたので、夫のいない時間に拝借して充電しています。
充電中はライトが赤色、充電が完了すると緑色に光ります。
光るといっても、差込口の右横についている1mmほどの穴が光るだけですが。
もしお手元のスマホ充電器と形が合わなくても、100円ショップに各種充電ケーブルが売っているのでそちらを買えば大丈夫です。
ちなみに、充電がなくなると親のスマホのPUSH通知に、
「○○(BoTの端末番号)のBoTを充電してください」
と通知が来ます。
だいたい充電は4~5日くらいでなくなるので、日曜日に充電すればなんとか1週間使えると思います。
実際に登下校のときに使ってみた
ここからはBoTの端末を使ってみた感想です。
まず、ランドセルに入れて2日で、BoTが学校を「よく行く場所」に特定しました。
早いですね!
早速「学校」を登録すると、毎朝
「○○さんが自宅を出発しました」
「○○さんが学校に到着しました」
とスマホに通知が来るようになりました。
小学校へは集団登校で行っているし、道の要所に旗当番さん、ボランティアさん、学校の先生が立ってくれているので心配はしていません。
問題は、子供たちだけで帰ってくる帰り道です。
帰りは学年によって下校時刻が変わります。
同じ5時間目終わりの1~3年生だったとしても、足の遅い1年生から出発し、10分後に2年生、さらに10分後に3年生、と下校時刻をずらして下校しているようです。
そのため、同じ学年の子が固まって帰ってくるのですが、自宅に近づくころにはおのずと人数が減ってくるので、最後は最低2人以上となります。
息子の話によると、同じ下校ルートで帰る子の中で、先生のほうから「最後までこの子たちと一緒に帰ってきましょう」というグループがさらに分けられているみたいです。
家の前まで同じ道を帰る子は10人くらいいるのですが、息子は決まった近所の子3人と何があっても一緒に帰ってくるという決まりになっています。
この2人または3人組には、早く帰る子たちもいれば、毎日寄り道をしてくる組もいるわけで(笑)
寄り道組と合流して帰ってきたりすると、自宅につくまでが遅くなり、家で待ちながらヤキモキしていました。
それに決められたいつもの3人組で帰ってこない日も多くなり、さらにモヤモヤ。
これは子供同士の相性や、それぞれ習い事の日は遅れないように速足で帰ってくるので、うちの子がほかの子を置いて行く日もあれば、反対に置いて行かれる日もあるようです。
それがどこニャンを持つことで解消されました。
まず、時間が読めなかったいつ学校を出たかというのがPUSH通知によってわかるようになりました。
学校から言われている下校時刻よりやっぱり10分後くらいに「学校を出発しました」と通知が来ることが多いです。
どこニャンだと何回も無料で、子供がどの道を歩いてきているか、その経路が確認できるんです。
気楽に子供の居場所を確認できるのがいいところ!
今まではピアノレッスンの日は、いつ帰ってくるかわからない息子を、道の途中の踏切のところまで迎えに行き、延々と待ちぼうけして待っていました。
そこから歩くのをせかして自宅に戻りピアノのバッグを持ってすぐレッスンに向かっていました。
でもどこニャンを導入してからは、この「延々と待つ」時間が解消され、自分の時間の5分、10分を家事に充てることができるようになりました。
子供が帰ってくる前の5分ってすごく大事ですよね!
少しでも洗濯物をたたんでおきたい、少しでも掃除しておきたい、少しでも夕飯の下ごしらえをしておきたい(笑)
BoT導入前は「延々と待つ」に15分くらい取られていたのが、最短時間で済むようになりました。
BoTが「○○が自宅につきました」と知らせてくれるのが、だいたい家の私道の始まりあたりで、距離にして100mくらい。
今はこの通知がきたら、家の外に出て「おかえり」と迎え入れるようになりました。
機械に頼りすぎず、自分で考えることも大切に
BoTでは通話はできません。
子供がなにか緊急事態があったとき、子供から発信することはできません。
でも、それが逆にいいのかなって思います。
自分から親に助けを求められないからこそ、自立心を持ってしっかり門限までに帰ってきます。
息子の友達でも、門限近くになると何度もキッズケータイに電話をしてくる親御さんがいらっしゃるんですよね。
逆になんでもない、どうでもいいことを30分ごとに親に電話している子どももいます。
安心のために持たせているはずが、お互いに依存しあっているように感じるんですよね。
そんな風に簡単につながるからこそ、子供は親が自分を信用していないともとれるわけです。
私は自分の親がこのタイプで、10代のころ、20代になってからも何度も何度も電話をかけてきて、これが嫌で嫌で仕方なかった。
私がBoTにしたのは、
「息子のこと信用しているよ。
でも万が一のことを考えて安心するためにお守り代わりに持たせているよ。
困ったことがあったら友達や近所の人に助けてもらうんだよ。
お母さんがこれを使うのは、時間になっても帰ってこなくて心配になった時だけだよ。」
この気持ちが大きいからです。
月480円でこの安心が買えるなら、本当に安い運用料だと思います。
ありがたいことに、心配になって居場所を特定して迎えに行ったことは一度もありません。
どこニャンGPSBoT、うちの場合は「買ってよかった」です!
もし通話をする必要が出たら、その時また別の方法を考えればいいと思います。
また、防犯の基本は自分の頭で考えること。
普段から「いかのおすし」を言い聞かせたり、遊びに行くときは出かける場所、一緒に行く人、帰ってくる時間をしっかり確認する。
キッズケータイを持たせるよりもこの意識を持たせることのほうが大事だと思うんです。
我が家では下校途中に大きな地震がきたとき、友達の家に向かう途中で地震がきたとき、なども想定して、時折どこに逃げればいいかを伝えています。
普段から防犯意識を高めて親子で話しあっていれば、それを回避することはできると思います。
機械に頼りすぎず、自分でどうしたらいいか考えながら、上手に活用していきたいと思います。
「どこニャン」導入に至った経緯は、こちらに詳しく書いています。
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BoTのケースはこんなものを使っています(^^♪
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子供と一緒に防犯対策を考えましょう。
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子供の防犯対策に少しでもお役に立てれば幸いです(^_-)-☆