先日、子ども見守りサービスのGPS BoTを解約しました。
2018年9月から2018年12月まで小学2年生の息子に持たせていました。
GPS BoTは料金が明瞭、解約が簡単、親のスマホのキャリアを問わないという点に惹かれ、我が家ではキッズケータイの代わりに持たせていました。
BoT導入の経緯はこちらの記事にて詳しく書きました。
私がBoTを4か月で解約することに決めた理由を説明します。
1:少しでも固定費を削減したかったから
何といっても最大の理由は、家計の固定費の削減のため。
11月はお金を整える月間として、家計と真剣に向き合ってきました。
その結果、家族の貯金が全く残っていないことが判明しました( ;∀;)
相次ぐ出費が重なり、このままの家計管理だと我が家は破産。
貯まる家計にするべく、絶対に支出を収入の範囲内に収める決意をしました。
毎月何にいくらお金を使っているのか把握し、収入の範囲内に収めるため固定費のリストラを行いました。
その結果、月額500円という小さな金額ではあるものの、それほど重要でないBoTは解約しようと思い立ったのです。
たかが500円、されど500円!
月額500円でも、1年間で6000円。
2年、3年と継続すれば万単位のお金になります。
今はどんなに小さなお金でも無駄にはできない。
そう思い、解約することに決めました。
2:子どもが家大好きで出かけないから
BoTの契約に至ったころは、進級して新しい友達ができたころでした。
1学期の間は、息子は頻繁に新しいお友達と遊びに行くことが多かったんです。
行動範囲も広がり、どこに行ったのか誰と何をしたのか教えてくれないこともありました。
始めのころはそういったグイグイ活発な子とつるんでいた息子も、2学期になると元の内気な性格を取り戻し、遊びに行かず家で私と遊ぶことが増えました。
本人も外でいろんな子とわいわい遊ぶよりも、家の中で自分の遊びを誰にも邪魔されず追求したいタイプ。
協調性があまりなく、研究者やオタクタイプの性格です(*’▽’)
お友達と遊ぶ時も人の家に行くことを避け、自分の家に遊びに来るよう誘うようで、いつも我が家にお友達がくるようになりました。
また、頑固で一人遊びが好きな息子は、友達とうまく遊ぶことができません。
一緒の空間にいるのにバラバラなことをして遊んだり、「あれはだめ!これはだめ!」と友達にモノを貸してあげることもできないのです。
そんな性格なので、次第に友達も来なくなり、いつも一人遊びばかり。
どこに遊びにいったのかわからない、門限が近いのにどこにいるかわからない。
そんな不安を解消するためにBoTを契約したのに、肝心な息子はいつも家にいました(笑)
BoTが私に伝えてくれる情報は、学校につきました、学校を出ました、家につきましたの3つだけ。
2年生になり、下校の心配も次第に不安が軽くなってきたので、BoTの通知をうるさいと思う日もありました。
もう、私自身がBoTを必要としていないと感じました。
3:お金をかけずに手をかければいいと気づいたから
BoT導入を決めた時は、ちょうど小学2年生の連れ去り事件があり、周りのお母さんたちもキッズケータイを持たせ始めた時期と重なります。
周りの子が持ち始めたことで、子供自身も携帯に憧れがあり、自慢したい気持ちが高まっていたのでしょうね。
うちに遊びにくる子も、わざとらしくどうでもいいことを聞くためにお母さんに電話したり、お母さんのおさがりのガラケー(使用不可)を首から下げてきたりしている姿が見られました。
「僕は携帯持ってるんだぞ!」というアピール(笑)
ほとんどの子が首からケータイを下げて遊びに来ていたので、私も「持たせなきゃやばい。」と思ってしまったんですよね。
完全に周りに流され、自分を見失っていました(笑)
でもよくよく周りを見てみたら、ケータイを持っている子が少数派で、持たせている親御さんは仕事をしていて忙しかったり、子供に手をかけずにお金をかけているなと思うような子ばかりでした。
宿題も親が丸つけをするように学校から言われているのですが、子供が適当に丸をつけていたり、夕飯は自分でお弁当を買いに行く子だったり、家に居場所がないのか放課後いつも自転車に乗って遊ぶ子を探している子だったり。
なんかちょっと息子とキャラが違うぞ!?と思うような子ばっかりだったんですよね。うちに来て息子とは遊ばずゲーム三昧だったり、お目当てのゲームがないと知ると別の子の家に行くわといって去って行ったり。
今思うと、息子は積極的な子のいいカモにされていただけのような気がします。
私のモットーは「子供にはお金をかけずに手をかけよう」です。
塾通いなんかさせなくても、家でお母さんが問題を考えてやらせる。
宿題で悩んでいたら、一緒に考える。
下校時間が近づいたら、自宅の少し先の危ない交差点まで出て行く。
習い事の送迎をする。
自立して生活するために必要な家事を、お手伝いを通して教えておく。
お金をかけなくても、工夫とアイディアでいくらでも子供の教育はできます。
子供の見守りも、お金をかけずに、手間暇をかけてやればいい。
子供の連れ去りが心配なら、防犯対策を親子で話しあう、留守番の約束事を決める、送迎する。
門限までに帰ってこないのが心配なら、出かける前に行き先と一緒に行く人を必ず報告させる、近くまで迎えに行く。
今はまだ小学校低学年で、おとなしくて基本的に真面目な性格の息子にはこれで十分だと気づきました。
BoTの解約方法
BoTの解約方法は簡単です。
BoTのアプリ画面から「問い合わせ」を開き、解約の旨を伝えるメールを送ります。
その後、解約申し込みのメールが送られてくるので、改めてBoTの識別番号や解約理由を入力し送信するだけ。
解約後即日サービスが停止します。
不要になったBoTの端末は住んでいる自治体のゴミ処理方法に従って処分するか、郵送します。
私はゴミを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しているので、郵送することにしました。
端末をプチプチで梱包し、お礼の手紙を添えてBoTが送られてきた時の段ボール箱に入れて郵送しました。
郵送する送料は自己負担です。
BoTは素晴らしいサービスには間違いない
BoTのここがダメという理由はなく、私自身の問題が解約した大きな理由です。
BoTのサービス自体は素晴らしく、無駄な機能をそぎ落とし、ピンポイントに目的を絞ったミニマリストに通じるデザイン、サービスだと思います。
認知症患者の徘徊や、多動性のあるお子さん、テーマパークでの迷子対策にはもってこいだと思います。
実際に、レゴランドでは総合案内で無料でBoTの貸し出しサービスを行っています。
お手軽に簡単に子供の居場所が把握できるサービスは、使い方次第では親の不安を吹き飛ばしてくれるものだと思います。
周りのお母さんでキッズケータイを持たせるか悩んでいる人がいたら、BoTっていうサービスもあるよ!ってお勧めします。
こういう時代なのだから、便利なものは利用すればいいと思います。
ただ私自身は、ミニマリストの思考を知るたびに、どんどん時代に逆行してマニュアルな暮らしに戻っていくのです。
クレジットカード、ICカードを封印して現金払いをしています。
amazon unlimitedの電子書籍が読めるサービスを解約して、紙の本を読んでいます。
固定電話のナンバーディスプレイをやめて、鳴った電話はすべて出るようにしています。
友人との連絡のやり取りは、手紙の交換です。
車を一台手放し、徒歩と自転車で近所をジム代わりにして運動しています。
ネット宅配、生協の宅配をやめ、スーパーに行って買い出しをしています。
炊飯器でご飯を炊くのはやめ、両手鍋でご飯を炊いています。
手をかけることがこんなにも楽しくて幸せなことだったなんて、ずっと忘れていました。
子育てもきっと同じ。
手をかけたこの時間がいとおしく思える日がやってくるのだと思います。
私はBoTを解約しましたが、お住まいの環境、時間のやりくりなど困難を抱いている方には役に立つサービスです。
私も下の娘が小学校に入学したり、息子が高学年になったら、また子どもの見守りサービスを検討すると思います。
いろんなサービス、端末を比較して、お子様にあった見守り方法を選んでくださいね。
BoTを実際に使ってみたレビュー
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