ミニマリスト

大きい、重い食器を手放すだけで、自分の買い物グセがわかる

こんにちは、つばきです。

12月は片づけ・掃除月間と題して、毎日1か所片づけをしています。

片づけと言っても、その言葉の通りいらないものを捨てたり、使いやすいように整理整頓するほかに、後回しにしていた面倒なことを片づけたり、お金の清算をしてお金回りを整えたりと、多岐にわたって、自分の暮らしを整えています。

今日は、食器棚の中の使わない食器を選別しました

この食器の要・不要を選別するだけで、私の買い物グセが現れていたんです。

詳しく紹介します。

私は自分の背丈を超える食器棚は使っていません。

パモウナというメーカーの引き出し収納に食器を収めています。

これは家を新築した時の私のこだわりで、絶対によくあるガラス戸のついた食器棚ではなくて引き出し収納にしようと決めていました。

それまではよくある形の、上にガラス戸がついていて、真ん中は炊飯ジャー置き場、下が戸棚になっている食器棚を使っていました。

それだと奥の食器が使いにくいし、私の低い身長を超える棚の食器は、出すのも収納するのも「落として割ってしまうんじゃないのか?」というハラハラドキドキを毎回味わうので、それが煩わしかったです。

また、東日本大震災も起こり、モノが自分を傷つける怖さも知りました

その使いにくさ、不安を解消するために、自分の胸ぐらいの高さの引き出し収納を用意して、食器はすべてこの引き出しに収めると決めました。

それでも使っているうちに割ってしまうこともあります。

買い足す時にペアグラスだったり、お皿も2枚組だったりして、手放す量よりも家にいれる量のほうが増えてしまいがち。

少し使いづらさを感じるようになったので、使わない食器を手放すことにしました。

手放した食器は、大きいモノ、重いモノ、限定モノ

今回手放したのは、大皿2枚、ワンプレート皿3枚、グラス5つです。

 

1.大きすぎるお皿は料理のハードルを上げる

大きな平皿は4枚セットをニトリで購入しました。

大皿に出来上がった料理をどーんと載せて提供する予定で買いました。

パスタの時はいいのですが、深さがないのであんかけや汁ものを載せることができません。

また、直径が大きく、料理をたくさん載せないと貧相な印象になってしまいます

白一色の皿は料理自体の色彩を問われることになるので、料理が苦手な私にとってこのお皿は料理のハードルを上げるものでしかなかったです。

鯛の塩焼き、唐揚げを作るときは使っているので、2枚は残しました。

 

2.重たい食器は使うのも洗うのも不便

ワンプレート皿は4枚購入したものの、1枚が割れ、それから出番がすっかりなくなっていました。

このワンプレート皿はインターネットで購入しました。

サイズは確認したものの、重量を確認するのを忘れており、届いてからその重さに心がどんよりしました。

重さを測ってみるとみると、1枚580gもありました!

実際に使っていても、食卓に運ぶのも重いし、洗うのも、食器を元に戻すのも重くて、使っているのがしんどい食器でした。

今では、普通の平皿に間隔をあけて食材を置けばワンプレート皿を使わなくても事足りるとわかったので、ワンプレート皿は手放します。

 

3.今しか買えないという気持ちの焦りから買ったグラス

背の高いグラスは有名ブランドのものです。

幼稚園のバザーで買いました。

このグラスを買ったのは、保護者役員にだけ開かれたバザー前日の先行販売の時。

幼稚園の保護者役員は夏祭り当日忙しく店番をするので、バザー会場で悠々と買い物をする時間がありません。

そこで、役員のお母さんはバザー前日に先行して一人2個まで購入しても良いことになっています。

その年の役員だった私も、「バザー品を見られるのは今しかない」という気持ちからくまなく品物をあさっていました。

そしてこのグラスと出会い、買おうかどうしようか悩んでいたんですね。

「バザー品だから現品限りだよ」

「明日はバザーに来て買う時間なんてないよ」

「ほかの人より先に2つ選べるのに、買わないなんてもったいない」

こんな悪魔のささやきから「今、買わないともったいない」という気持ちが大きくなり、このグラスを買うことにしました。

嬉々として家に帰り、グラスを洗い、食器棚に収めようとしたら、なんてことでしょう。

コップやグラスを置いている棚にこのグラスの高さが収まりません!

しょうがないので大皿コーナーにグラスを並べることにしました。

夏にこのグラスが活躍するかと思ったのですが、高さがあってきれいにコップの底まで洗えないこと、大皿の棚に置いてあって誰も気付かないことから、ほとんど使われることなくしまいっぱなしになっていました。

 

家の収納に収まっている姿、使っている姿を想像することに欠けていた私

これらの食器を手放すことになって、気付いたことがあります。

それは、買い物に行くと「ここまで来たから何かを買わないともったいない」と考えてしまい、家で使っている姿を想像することなく買ってしまうことです

・せっかくお店まで来たのに手ぶらで買えるなんて時間と交通費の無駄だ

・目の前にいっぱい食器があるのに選ばないなんてもったいない

・これくらいならいいよね(適当)

買い物にいくとついついこんな気持ちになってしまい、使い勝手の悪いものを買ってしまうことになっていました。

その結果、使ってしまったお金は戻ってこないし、適当に買ってしまったモノを処分するのに勇気と行動力が必要になります。

今の私なら、こんな風に考えます。

せっかくお店に来た時間と交通費より、無駄な買い物に使うお金と、モノを管理し続ける管理の手間、捨てるときの心の痛みのほうがもったない。

インターネットでの買い物は便利ですが、手触り、質感、重量、サイズ感などを確認できずに購入するのは、後悔する買い物につながりやすいです。

近くのお店に売っていないものでどうしてもネット販売ものが欲しい時は、サイズや重量、材質を吟味して買わなければいけません。

私は新聞紙にモノのサイズを書き出し、切り取って、実際の大きさを体感するようにしています。

そうすると、思ったよりも小さい、思ったよりも大きいと感じ、買うのをやめることも多いです。

 

手放すものを観察すると、自分の買い物のクセがわかる

断捨離をしていて手放すことになったものを観察し、その時どういう状況でこれを買ったのか、どういう感情でこれを買ったのかというのを思い返してみると、自分の買い物のクセがわかります。

例えば、

ストレスが溜まっていると100円ショップでたくさん買ってしまう

知人から「これ、いらない?」と言われて断れずにもらってしまった

SNSで話題になっているコスメは必ず買ってしまう

クローゼットにたくさん服があるのにシーズン始まりに必ず買い足している

必ず、モノを買う時には自分の感情が隠れています。

買いたいものが買えずに我慢している、この人との関係を良好に築きたい、あこがれのあの人みたいになれるかも、いつも流行のモノをセンス良く身に着けていると思われたい。

モノを買う時はこういった自分の感情を解消する料金も一緒に払っているのです

モノを手放すことになった時、自分はどう思ってこれを買ったのかという振り返りをすれば、自分が本当にやりたいこと、なりたい像が浮かび上がってきます。

それを踏まえて、本当の自分が欲しがっているものを自分のために買ってあげられるようになれば、家は次第に整っていくと思います。

私たちはメディアや広告、セールストークにのせられて、たいして欲しくないモノも欲しいと思わされて買わされています。

不要なモノを観察することは、こういったことに気付くきっかけにもなります。

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実物を手に取って一度家に帰る買い物スタイルを身に着けよう

今回の食器の断捨離を通して、私が買い物の習慣に定着させたいのが「実物を手に取り、一度家に帰って考えなおす」という買い物スタイルです。

食品はこれに当てはまりませんが、形のあるもの、管理をしなければいけないものは、実店舗にあるかを探しに行って、手に取り、質感やサイズ、重量を確かめます。

そして、本当にそれがないとだめなのか、家にあるものでは代用できないのか、もっとほかにふさわしいものがないのかをよ~く考えます。

もし一度出直して買いに行った時にその商品が売りきれていた場合は、「縁がなかったんだ。もっといいものと出会えるはずだ。」と思うことにします。

簡単に品物が手に入るネットショップを利用するのは、浪費癖のある私は危険です。

実店舗で購入すれば、そのお店にお金が入るし、行ける範囲にあるお店は私の地域の経済を潤すことにもあるのでお互いのためだと思うんですよね

それに配達にかかる送料、ガソリン代、商品を受け取るために家に滞在しておく時間も省けます。

自分の浪費も防げるうえに、ゴミの出ないエコスタイルにもなるんですね。

私も浪費家からミニマリスト系倹約家に転職してまだ日が浅いのでエラそうなことはいえないのですが、片づけは自分の内なる声を対面するいい機会です。

不要になったものは、必ず私に縁があってやってきたわけだし、一回も使わなかったものでも、何かを教えるために私の元へ来てくれたのです。

どうして手放すことになったのか反省し、次の買い物に生かすことが、手放すことになってしまったモノへの償いと思い、これからもモノと向き合っていきます。

 

ミニマリスト、ゴミを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪

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ABOUT ME
つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。