こんにちは、つばきです。
最近の私のテーマは「我慢しないこと」。
嫌なことをやめる、人に手を出しすぎない、自分のやりたいことをやる、自分の食べたいものを食べる。
こんな単純で簡単なことだけど、妻として、母として、一人の女性として、この簡単なことが難しいと私はずっと思ってきました。
そんな私の生きるヒントになるかもしれない。
そう思って手に取ったのが、ヒロコ・グレースさんの「やめたら幸せになる妻の習慣」です。
やめたら幸せになる妻の習慣
「やめたら幸せになる妻の習慣」
ヒロコ・グレース 著
2018年9月 初版
著者のヒロコ・グレースさんはマリッジコンサルタントをしています。
マリッジコンサルタントとは、恋愛・夫婦関係に悩む人のカウンセリングをする職業だそうです。
ニューヨークで企業し、現在は弁護士の旦那様、息子さん、娘さんと幸せな家庭を築いています。
本屋さんで読みたい本はないかな~と探していたときにこの本の帯に惹かれました。
家事・育児・夫のお世話・・・
愛され妻はすべてをやらない
がんばりすぎて不機嫌な妻、卒業!
妻はご機嫌でいるだけでいい
特に、これですよ!!
夫のお世話!!
もう、この一言に惹かれた!!
寝る、スマホ、野球中継だけの夫にうんざり
私は、夫に振り回されてばかりで、いつも夫の機嫌が私の生活の基準になっていました。
でも、沖縄旅行でそれが大爆発して!(笑)
もうこの人とは無理だと思ったんです。
私と子ども3人でいるときはうまくいく。
だけどそこに夫が入ったとたん、良い空気が途端に暗雲立ち込めて全員がイライラして誰かが爆発するんです。
それは沖縄旅行以前からずっとあり、「私が頑張ることでうまく家庭を回そう」と、必死に頑張ってきたんです。
でも「頑張る」って言葉を使う時点でそれは間違っていたんです。
頑張るってことはどうにかしなきゃいけないともがき苦しむこと。
本来なら夫婦は助け合って補い合って、お互いの幸せのためを願うもの。
そこに相手を想う思いやりや愛はあるけど、頑張りってないと思うんです。
我が家は私の頑張りなくしては成り立たない関係なんて、これはもうとっくに破たんしているってことなんですよね。
そして私の頑張りっていうのも、
一人で家事育児をこなすワンオペ育児、
自分の気持ちを我慢して夫や子供を優先する生活、
自分のしたいことをさせてもらえない金銭的制限のある生活
これらを我慢して頑張るってことだったんです。
おまけに頑張れば頑張るほど、夫はなにもしなくなり、今では平日帰宅してからも、休日も、「寝る、スマホ、野球中継」しかしなくなったんです。
起きているのはご飯の時間だけ。
それ以外は寝るかスマホです。
「お前は赤ちゃんか!?」と思うくらい寝ます。
スマホばっかり見て、ご飯が運ばれてきても食べない、食べながらスマホを見る、おいしいと言わない、家族とも会話しない。
こんな夫に気を使って、合わせて、機嫌が悪くなったら家族やモノに八つ当たりする人のために、なんで私頑張ってるの?
そう思ったら、本当に馬鹿らしくなって、もう夫に私の貴重な時間と心を使いたくないって思いました。
その時に手に取った本が、「やめたら幸せになる妻の習慣」でした。
「名前のない家事」を夫の前でやる
全体的にヒロコ・グレースさんの提案は、甘え上手だけど実は手のひらでうまく夫を転がす妻になること。
夫に上手に甘える。
夫に甘えられない私には難易度が高いなと思うことも多々あったのですが、いくつか取り入れたいなと思うものがありました。
まず、一つ目は「名前のない家事」を夫の前でやることです。
家事といえば、炊事、洗濯、掃除。
よく言われているのはこれくらいですが、他にも主婦の仕事ってもっともっとたくさんありますよね。
トイレットペーパーの補充、食品の補充、アイロンがけ、庭の雑草取り、家族のアルバムの作成、資源ごみを出しに行きやすようにまとめる、など。
これが家事だと気づいていない男性が多く、また一つの仕事も数分で終わってしまうので女性も家事だと思っていないこと。
だけどこれを「名前のない家事」として取り上げ、男性の見えないところで女性が少しずつ手を動かし、家庭を運営しているということがやっと最近になって取り上げられるようになりました。
たかがこれぐらいと思うようなつまらないこと。
でもそれが積みあがると、自分の時間を使ってこなしていくのが大変になっていきます。
でもやっても誰からも褒められない。
これをあえて夫の前でやるようにします。
例えば私は夫のワイシャツとズボンにアイロンがけをする家事があるのですが、いつも夫のいない2階でやっていたんです。
アイロンがかけられていると夫が気付くのは、きっと洋服を着るタイミングだと思います。
「何も言わないけどいつもアイロンがかかっている」
これを当たり前だと思ってるのがイライラするんですよね(笑)
だから、これを夫の目の前にアイロンとアイロン台を持ってきてやるようにします。
そしてアイロンをかけたらハンガーではなく、夫に直接手渡します。
そうしたら「ありがとう」と言わざるを得ない状況、夫が自分の足を動かして自分でハンガーまでかけにいくという動作が生まれます。
これで、私が「アイロンをかけたワイシャツとズボンをハンガーにかける」という家事をしなくて済みます。
ヒロコさんは、革靴をピカピカに磨くのが苦手ですと言っていて、革靴をピカピカに磨くのを忘れていたときは、
「ちょっと待ってね、チャラーン♪ ね?ピカピカでしょ?」
と目の前で磨くんだそうです。
これであなたのことを気にかけていますよ~というアピールになると言っています。
これ、すごく大事ですよね。
なかなか褒められることのない主婦業、やって当たり前と思われている主婦業を自分で褒めてしまえばいいんです!
「今日、窓を一生懸命磨いたからピカピカでしょ?」
「今日重たい資源ごみをいっぱい出しに行ったから、家がすっきりしたでしょ?」
こんな風に自分で褒めて、見えない家事に気付かせることで、炊事、洗濯、掃除以外にも家のことに気を配っていることをアピールできます。
自分のハッピーを後回しにしない
最近強く思っているのが、「自分のハッピーを後回しにしない」ことです。
よく例に取り上げるのがシャンパンタワーです。
シャンパンタワーの一番上が私、2段目が家族、3段目が友人、4段目が地球にいる人たちや動物など命あるものです。
シャンパンタワーのてっぺんから注ぐと、シャンパンはどの段にもまんべんなく平等に、そして徐々に下方へ満たされていきます。
これを2段目から、3段目から注ぐと、いつまでたってもシャンパンタワーはシャンパンで満たされません。
これを普段の生活でも大切にするんです。
まず、幸せを与えるのは自分から。
自分の心を自分でハッピーにしてあげます。
自分の心が欲しいものを買ってあげたり、見たり、聞いたりしてあげるんです。
以前の私は、これを2段目から注いでいたんですよね。
子供たちのために自分のものは我慢しよう。
夫の楽しみのために自分が犠牲になってワンオペ育児をすればいい。
そんな風に考えていました。
そしたらね、全然満たされないんですよ。
どんどんむなしくなってきて、悲しくなってきて、なんのために自分は頑張っているんだろう?って涙が出てくるんです。
愛する家族のためにと思ってやっていた行為は、自分のことを傷つける行為だったんですね。
だから、今は自分の心が「好きか嫌いか?」「やりたいかやりたくないか?」に焦点を当てるようにしています。
自分の心が満たされて私は幸せだなと思ったら、自然とほかの人にも優しくなれるんです。
これは満たされることで自分の気持ちに余裕や豊かさができるから。
これをみんなが始めれば、世の中にイライラしたり、自暴自棄になって他人を傷つけたり、そういう悲しい出来事は少なくなるんじゃないのかなって思います。
頑張らなくていい、自分の気持ちの思うまま進めばいい
他にもいろいろとこの本を読んだことで考えさせられることがありました。
夫のお世話も頑張らない。
子供のことも頑張らない。
家事も頑張らない。
そんなこと言うと堕落した干物専業主婦のように聞こえるかもしれませんが、そうじゃないです。
主婦が頑張らないことは、家族が成長できるチャンスを摘み取らないことにつながるんです。
これからの時代は魅力の時代と言われています。
AIの台頭、技術の進歩によって、今ある仕事も多数がなくなると言われています。
機械に仕事を奪われた人間はどうしたらいいのか?
機械が仕事をしてくれることで生まれた時間を、自分の好きなことに使えばいいんです。
顔が見えない時代だからこそ、人と人のつながりが感じられるものを買いたい、職人が作ったものを食べたい。
人の魅力でモノを買う時代がやってきます。
そんなとき、人になんでもやってもらい、感謝の気持ちももたない人間は、きっと誰にもモノを売れないと思いませんか?
夫や子供を甘やかし、なんでもやってあげることで、逆に世間からはどんどん要らない人間になっていってしまう。
そうならないために、あなたが頑張らないということが大事になってきます。
「やってあげる、尽くす」から「必要な時に必要な物を与える」存在へ。
あなたが我慢せず好きなことをすれば、きっと心が満たされ逆に人に与えたくなるでしょう。
これまで頑張ってきた分、どうぞ自分にご褒美をあげてください。
私もそうします。
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