子どものこと

幼稚園に行きたくない!本を読んだら娘と私は人一倍敏感な子(HSC)だった

こんにちは、つばきです。

癇癪持ちの息子と小さなことをとても気にする娘を育てている専業主婦です。

今回はひといちばい敏感な子(HSC)についてです。

どうやらうちの子供たち、普通の子と違うみたい。

普通の子ができていることができない、お友達付き合いが苦手で一人でマイペースに遊んでいる、小さなことに思い悩む。

幼稚園に入園してからこんな特徴がわかってきました。

特に息子は頑固さ、マイルールの厳しさ、かんしゃくが顕著で、小学校のスクールカウンセラーの先生に定期的に相談をしています。

そんな息子の陰に隠れていて、女の子らしい「私が全部やる!」と自立心たっぷりで、周りに優しくできる娘のことは赤ちゃんの頃から何も心配事がなく、むしろ育てやすい子だなと思っていました。

しかし、幼稚園に入園してから担任の先生からことあるごとに「○○ちゃんはこだわりが強くて・・・」「○○ちゃんはすぐに泣いてしまうので」と電話が来るようになりました。

そこで初めて「え!?娘もちょっと育てにくい難しい子なの?」と気付いたのです。

息子と娘の育児を例えるなら、大変度は息子:娘=8:2くらいに思っていた私は混乱します。

そして、娘の小さな言動をチェックしてみると、確かに少し頑固で気にしすぎな性格なのかな?と思うことがありました。

息子はわかりやすいトラブルメーカーというか、内弁慶で、外ではおとなしくニコニコしているのですが、家では大暴れ。

息子のほうは発達障害グレーゾーンかな?という印象です。

娘はそんな息子に比べれば穏やかで優しく、泣き虫なところも可愛い女の子。

まさかこちらも先生を悩ませるタイプだとは思ってもみなかったのです。

「ようちえんに行きたくない」

「ようちえんにいきたくない」というセリフは幼稚園に入園したお子さんなら何度か口にするものです。

でも娘の場合、これが1年中ずっとでした。

年中クラスになってからは少しお姉さんになったということもあり、年少の頃に許されていたことも一人でできるようになる必要がありました。

例えばお着替え、お道具箱の準備、後始末、時間内に給食を食べること、残さずに給食を食べることなど。

ここで彼女はその環境の変化に対応できなかったのか、1学期は毎日「いきたくない」と毎朝泣いていました。

先生のお話だと幼稚園に行くとケロッとしてたようですが、私には「給食が食べられないから行きたくない」としつこく言ってきました。

そのたびに「今日は給食が不安なようです」と連絡帳に書いて報告していました。

家庭での様子、幼稚園の先生のお話を総合すると、

「給食を全部食べたいけど嫌いなものがあると食べられない。

本当は完食したいけど、できない悔しさから泣く⇒幼稚園に行きたくない」

という図式になっているようでした。

そのため先生に報告して、朝給食の不安から登園しぶりをしたら給食を無理して食べさせない、全部食べた時は褒めてもらう、どうしても登園がいやなときは家でゆっくり過ごしてから遅刻して行くという対処をすることにしました。

その結果、2学期の今は週に半分くらいは完食できるようになりました。

それと同時に「幼稚園に行きたくない」というセリフも聞かれなくなりました。

娘は「自分がちゃんとしたいけどできないときに、悔しさから泣く」完璧主義者のようです。

他にも小さな気にしすぎがたくさんあって、

「お絵かきの時にお友達に絵を見せてと言われたのですが、本人が上手にかけていないと思ったのか、バカにされたと思ったのか泣いてしまい、その後泣き続け二度と絵の続きを描きませんでした」

「園内でセミが鳴いているのを聞いたとたん、大泣きして外に出てきませんでした」

「ハンカチを忘れたことが悔しかったのか、ずっと今日は不機嫌で泣いていました」

「遊んでいて膝を擦りむき、絆創膏を貼りましたが、1日中膝をかばって泣いていました」

など、先生が娘を泣かせちゃったと罪悪感にかられて電話をくれるようになってしまいました(+_+)

先生には「先生のせいではありませんし、泣き虫なので報告をもらわなくても大丈夫ですよ」と言っているのですが、こんなに連絡をくれるということは他の子はこんなことでは泣かないってことですよね?

あまりにも小さなことを気にしすぎて、泣き続けてるってことですよね?

やっぱりちょっとおかしいのかも。

でも明らかに発達障害のそれとは違うし・・・。

そう思った時にふと本屋さんで気になるタイトルの本を見つけました。

それが「HSCの子育てハッピーアドバイス」という本です。

マンガでわかるHSCの子育てハッピーアドバイス

子育てハッピーアドバイスは、子育て中のお母さんなら一度くらいは読んだことがあるのではないでしょうか?

小児科編、パパ編、小学生編などいろいろと出版されています。

その子育てハッピーアドバイスの最新版がHSCです。

HSCとは、Highly Sensitive Childの略で、日本語では「ひといちばい敏感な子」と訳されます。

この本の帯にHSCの特徴が書いてあるのですが、

よく泣く

虫などすぐにビックリする

服のタグなど刺激に敏感

クラス替えなど変化が苦手

この4つの特徴がすべて娘に当てはまったのです(笑)

娘ってもしかしてHSCのエキスパートなんじゃ!?

そう思ってすぐに購入して読みました。

ひといちばい敏感な子は5人に1人

ひといちばい敏感な子は5人に1人いると言われています。

つまり30人学級なら6人はHSCの子がいるということです。

そう考えると結構高い比率ですよね。

敏感な子は悪い環境だけではなく良い環境からも人一倍影響を受けます。

共感力があり、直観が鋭く、想像力が豊かで、思慮深く慎重なところがあります。

一方大きな音、刺激、大量の情報にはすぐ圧倒され、プチパニックを起こします。

HSCにもそれぞれ得意分野があり、雰囲気や表情を読み取るのが敏感な子、においや空気感に敏感な子、動物とのコミュニケーションが取れる子、ユーモアに溢れている子など色々な子がいます。

感受性が豊かなので感情移入しやすく、他の子が傷ついているのをみると同じように悲しくなってしまいます。

HSCの判断方法

ハッピーアドバイスの本では23の質問項目にはい・いいえで答え、13個以上に「はい」がついたお子さんはHSCだろうという判断してよいと書かれています。

チェック項目には、

いつもと違うにおいに気付く

服が濡れたり砂が付いていると着替えたがる

完璧主義である

うるさい場所を嫌がる

といった質問があります。

娘は23項目中12項目に該当しました。

ほぼHSCで間違いないでしょうね。

だって、このチェックリストで私もHSCであることがわかったんですから( ;∀;)

人の機嫌ばかりうかがう子供時代、平和主義の大人時代

1.子供のころの私

私は子供時代人の機嫌ばかりをうかがって生きていました。

今も夫の機嫌をうかがってばかりなので本質は変わっていないのだと思います。

例えば、人に「え~嫌だ」と言われたくなくて自分の本心は言わずに相手に同調する、お母さんが不機嫌そうだと宿題をしたり身の回りを整えていい子を演じる、人に怒られた時1週間くらいダメージを食らう、など。

特に学校では先生に怒られたくない、母親に怒られたくないために、優等生を演じていました。

クラスのやんちゃな子が先生を怒らせてクラス全員に向けて先生が大激怒しているような場面では、私が悪いわけではないのに怖くて泣いてしまう子どもでした。

他にも雨の降る匂いや台風の前の気圧の変化に敏感だったり、服の繊維に敏感だったり。

その一方弱者はほおっておけず、自分の身を犠牲にしてでもその人を助けたいという気持ちが強かったです。

社会のルールは順守、割り込みやポイ捨てなどは許せず、自分にもできないことを認めない完璧主義者でした。

その一方、頭の中は常に空想が渦巻いていて、いつも一人想像して自分の世界を作り上げては、小説やドラマのように登場人物を動かして楽しんでいました。

2.大人になってからの私

大人になってからの私も完璧主義や弱者に手を差し伸べる点、他人に怒られると1週間引きずるなど基本的な性格は変わっていません。

子供のころよりも刺激に弱くなり、人がたくさんいる所が苦手で、旅行に行くなら何もない自然の中でのんびりしたい方です。

テレビはワイドショー、バラエティがうるさくて見られず、見るならNHKの番組。

特に残酷な事件や貧困、闘病のニュースなどは自分の気持ちがそちらに引っ張られてしまい、1日中悲しい気持ちに沈んでしまうので、刺激の強いテレビのニュースは見ないようにしています。

また断捨離に目覚めてからは空気のよどみに敏感になり、換気されていない空間や公共の乗り物に長時間いると息苦しさを感じるようになりました。

自然の美しさや壮大さに「生かされる」と感じて胸がいっぱいになったり、音楽や美術など芸術に触れることで幸せを感じたり、自分の考えていることやアイディアを文章にして形にすることが好きです。

ゼロ・ウェイストに取り組んでいるのも、きっと「地球を汚してはいけない」という社会ルールを順守しているからなのだと思います。

できたことを褒めて親子ともに自己肯定感を高めよう

1.褒めて自己肯定感を高める

HSCの母と娘はこれからどうしていったらいいのでしょうか?

そのヒントは本の後半にたくさん書かれていました。

その中でも絶対に実践すると決めたのが「小さなことでもできたことを褒めて自己肯定感を高めること」です。

できないところに目を向けて怒ってしまっても、ひといちばい敏感な子は怒られたことがショックすぎて、中身が入ってきません。

私も経験があるのですが、「お母さんが怒った⇒私はいけない子なんだ⇒私なんていなくなればいいんだ」と想像力が飛躍して自己否定をしてしまうんですよね。

親としては少しだけ改めてほしい生活の習慣だったとしても(例えば早く宿題を済ませること)、その子には自分の人格を全否定されたように思えてくるのです。

するとどんどんネガティブな思考のルールになり、自分はダメな子なんだと自分の可能性を自ら絶ってしまうようになります。

そうならないために、小さなハードルを乗り越えられたらすぐに褒めるようにします。

これができるようになった、前と比べてこんなにできるようになったとほかの子ではなく以前の様子と比べて褒めてあげると、自信が付きます。

その繰り返しで自信をつけさせ、「私は素晴らしいものを持った人間なんだ。大切にされている存在なんだ」という安心で心をいっぱいにしてあげるのです。

 

と、ここまで書いてこれって引き寄せの法則だなって思いました。

2.大人だって褒めてあげよう

私も自分に自信がなくて、自分のことを責めたり我慢してばかりで、特に子供が生まれてからは自分のことを後回しにばかりして、全然自分を大切にしていなかったんですよね(;_;)

その結果、自分の身なりも、心も、夫との関係も、暮らしもどんどん落ちていきました。

それを変えたい一心で引き寄せの法則や自己啓発書を読んで勉強して、「成功日記」をつけたり、本を読んでいて自分に勇気をくれる言葉を見つけたら「成功日記」に書いて、時間があると読み返すようになりました。

すると、たった1週間前のことでも自分の成長を感じることができるようになって、自信が持てるようになりました。

例えばこのブログも2018年1月はブログの立ち上げが目標で、4月ごろは1日1記事をアップすることが目標、9月ごろはグーグルアドセンスの審査に合格することが目標でしたが、2018年11月の今はすべてがもう叶えてしまったことです。

成功日記を読み返していると、今はすっかり習慣になったり潜在意識を書き換えたことも、以前の私には当たり前ではなくて目新しく、こうなりたいと思っていた自分だったんだなと気付かされます。

成功日記を書いて、自分ができたことを振り返ることで、自分自身を褒めてあげるようになったら、考え方もポジティブになって、やりたいことがどんどん見つかりました。

HSCだけじゃなく、子育てに悩んでいるすべての人に読んでほしい

他にもどんな対応をしていったらいいか、親として何を大切にはぐくんでいけばいいのか、親切丁寧に書かれていて、読み終わると思わず涙がこぼれました。

そして「育てにくい子は長い目で見れば心配のない子です」の言葉にどれだけ救われたか。

また、91ページからのかんしゃくの子に関する項目は、息子のことをそのままなぞっているようでした。

息子は発達障害グレーゾーンなのではなく、癇癪の部分だけが突起しているHSCなのかもしれないという気づきもありました。

しばらくこの本のかんしゃくのページを参考に、お互いに感情をコントロールできるように認め合うことから始めようと思いました。

この本はHSCの特徴を持った子だけではなく、どんな子も持っているちょっと子育てが難しいなと感じるような場面での対応がうまくまとめられています。

そして子供たちはみんな存在しているだけでとても大切で尊いものなんだという、「生まれてきてくれてありがとう」と出産の時に思ったあの気持ちを思い起こさせてくれる本です。

親子でハッピーな優しい空気に包まれて暮らしていける、そんなアドバイスに溢れた本でした。

「マンガでわかるHSCの子育てハッピーアドバイス」

明橋 大二 著

2018年6月 初版発行

1万年堂出版

単行本

223p

 

ミニマムな暮らし、ゼロ・ウェイストな暮らし、自分を大切にする暮らしを実践しています。

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やっぱり発達障害かも?と思ったら読んでみてほしい心の軽くなる本です。

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つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。