ゼロ・ウェイスト

散歩ついでにゴミ拾い!マイクロプラスチックを減らしたい!

こんにちは、つばきです。

私はミニマリストに憧れ、自分の必要としている以上のものは手放すようにしています。

私には使いきれなかったけれど、他の人に使ってもらうことでモノの寿命を伸ばしたい。

そう思い、メルカリやバザー、リサイクルショップなどを利用して、できるだけ「捨てる」という選択を少なくする努力をしています。

でも、100円ショップで買ったものやプラスチックでできたものは、誰も欲しがらないことが多くゴミになってしまうことに気づきました。

モノをたくさん手放す過程で、私の捨てたものが環境にどんな影響を与えているのか気になるようになりました。

モノを手放すだけでなく、ゴミを出さない生活もしたい。

断捨離をするだけでなく、ゴミを出さないゼロ・ウェイストな暮らし方も必要なんじゃないか。

そんな思いから、5Rを心がけ、自宅でダンボールコンポストも始めました。

でも私一人が頑張っても、ゴミ捨て場にいけば相変わらず分別されていないゴミ袋や、分別すれば資源となる雑紙を燃えるゴミに無造作にいれている袋があります。

道はタバコやペットボトル、缶、レジ袋、食品包装プラスチックがたくさん落ちています。

私一人が家で頑張っているだけでなく、もっと広い視野をもってゴミ問題に取り組まないといけないのかもしれない。

少しだけ勇気を出して、近所のゴミ拾いもすることにしました。

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ごみだらけの周辺道路

 

私の家の周辺道路は常にゴミが落ちています。

レジ袋、缶、食品包装、たばこ、ペットボトルなど。

それらは風に飛ばされ、近くの川に落ちてしまいます。

地域の川のドブ掃除は年に2回だけ。

そのときに拾われなかったゴミは海まで流れていってしまいます。

すると、ゴミは紫外線や波に削られ、マイクロプラスチックという小さなプラスチックになってしまいます。

 

マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチックとは、環境中に存在する微小なプラスチック粒子のことです。

海洋プラスチックごみが紫外線と波の影響でどんどん削られていき、細かい破片となります。

他にも洗濯によって排出される合成繊維も得水道に流れ込みマイクロプラスチックとなるそうです。

先日放送されたテレビ番組「ガイアの夜明け」では、お台場の砂を採取し、砂を水にいれかき混ぜると、水よりも軽いプラスチックの粒子が水に浮いていました。

身近なところにもマイクロプラスチックはあるのです。

最近の研究では、日本人の便からもマイクロプラスチックが検出されています。

マイクロプラスチックを餌と間違え食べてしまった魚を私たちが食すことで、人間の体内にもプラスチックが蓄積されていくと考察されています。

海を漂うプラスチックゴミ

問題になっているのはマイクロプラスチックだけではありません。

海に漂うレジ袋を餌のクラゲと間違え食べてしまい、胃のなかがレジ袋でいっぱいになり栄養失調になってしまったクジラが岸に打ち上げられています。

また、プラスチックストローが鼻にささり、鼻から血を流して苦しむ海ガメの映像をご覧になった方も多いのではないでしょうか?

これは海外の話ではなく、日本の海でも見られる現象です。

実際に貝や海老を捕る底網漁では、引き上げる網の内容量の半分はプラスチックごみだと言います。

プラスチックごみは海に流れ出てしまえば私たちの目に入ることはありません。

日本の海の底にもたくさんのプラスチックごみが堆積していること、あなたは信じられますか?

私たちにできることは?

プラスチックごみだらけの海を変えたい。

そう思っても、私のように地域によっては海からは遠かったりして、なかなか海辺の清掃や海のなかでのプラスチックごみの回収は難しいですよね。

海から遠い環境でもできることはなんでしょうか?

もちろん、

家庭のゴミを減らすこと

水筒を持ち歩きペットボトルを買わない

リユースできる素材に入った商品を買う

環境保全団体に寄付する

自治体から発行されている分別表を見てしっかりごみの分別をする

といった、今までも何度も見聞きしたことのあるごみの対策をとるのはとても素晴らしいことです。

でも、もう一歩踏み込んで、道にポイ捨てされているゴミをひとつでも拾おう!

そう決めました。

どうして道のゴミを拾うのか?

私が道のゴミを拾うことにしたのは、個人でのごみの減量に限界があると感じたからです。

いくら私一人がゴミを減らそう、ゴミを分別しようと頑張っても、家族は簡単にはペットボトルとレジ袋のゴミを増やします。

町を歩けば断っても無料で配られているものを受け取らなければいけない場面があります。

自分が消費を押さえてもどんどん市場には求められている以上の製品が生産されます。

近年問題になっている恵方巻きの廃棄処理はなんと1年で10億円分だそうです。

増え続ける製品には、製品を梱包する容器、包装、それを運ぶダンボールなど将来のゴミを纏っています。

簡単に消費され簡単にゴミにされてしまうのに加え、自分勝手な大人によってごみは道端にポイ捨てされていきます。

そのゴミが風で飛ばされ、川に落ち、海に流れていきます。

海に流れていったゴミは回収しなければそのまま海を漂い、最後にはマイクロプラスチックになるまで削られていきます。

つまり、道に落ちているゴミを拾えば、ほんのわずかでも海にたどり着くゴミを減らすことができるのです。

私一人の力では微弱ですが、やらないよりやるほうがいい。

0回よりも1回でもゴミを拾った方がいい!

そう思い、近所の道のゴミ拾いをしました。

 

たった30mで袋が満杯

家で行き場のないレジ袋、軍手、そして家の鍵だけをもってゴミ拾いを始めました。

家の前の私道から車の行き交う道路に出た途端、たくさんの吸殻やら缶、食品のプラスチック包装が落ちていました。

それらをひとつずつ拾い集めて袋に入れていきます。

ゴミを見ていて思うのは、明らかにポイ捨てしているのは大人だということ!

たばこの吸殻、アルコール飲料の缶、大人用のマスク、たばこの空き箱など、大人しか買わないようなものばかり落ちていました。

特に自動販売機の周辺のゴミが多かったです。

自販機の下にも手を伸ばしてゴミを拾いますが、出てくる出てくるごみばかりで、お金は一円も落ちていませんでした。

そして、田んぼに捨てられているペットボトル、たばこの吸い殻の多さにもびっくりしました。

私有地なので中には入らず、道路から手が届く範囲でゴミを拾いましたが、なんともやるせない気持ちになりました。

だって、みんなが毎日食べるお米を育てる場所にゴミを捨てるっていったいどういうつもりなんでしょう?

自分の食べているお米が、ペットボトルとたばこのゴミまみれのところ育っていると知ったら、みんな食べないでしょう?

自分の捨てたゴミがどんな影響を与えるのか?

そんな想像力のない人が、ごみを捨てているんだと思います。

たった30m、3分ほどのゴミ拾いでレジ袋いっぱいになってしまいました。

ゴミを持ち帰り、一つ一つ分類し、洗浄します。

特に空き缶の洗浄には苦戦しました。

プルトップの穴からなめくじが入り込んでいるし、缶のなかに吸殻が入れられていたりして、それらを取り除くのが大変で、思わず顔をしかめるほど。

なんでこんなに大変なこと、嫌な気持ちになりながらしてるんだろうって正直思いました。

なめくじもたばこも大嫌いです。

でも、誰かがやらないとずっとゴミは捨てられたままだし、風に飛ばされた川に落ちたらもっと拾いにくくなるし。

そして何より、子どもの通学路に大人が捨てたゴミがいっぱい落ちているのが許せませんでした。

毎日学校の行き帰りで通る道路がゴミだらけなんて、子どもはどう思っているのでしょう?

「ここにゴミをポイ捨てしてもいい」と視覚的に教えていることになりませんか?

子供は大人をよく見ています、そして大人の真似をします。

道路にポイ捨てしていいわけがない。

みんながニコニコ歩ける道路にしたい。

その一心だけで、私はゴミを拾いました。

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少しずつ、こつこつゴミ拾い

これからも自分の運動もかねて、散歩の時は軍手と袋を携帯してゴミを拾いながら歩きます。

私一人の小さなゴミ拾いが、少しずつ、こつこつ続けることで、地域がきれいになれば嬉しいです。

そして、ゴミはゴミのある所に寄ってきます。

道端にゴミが一つもない状況になったら、ゴミを平気でポイ捨てしていく人も減ると思うのです。

近所の道、子供が遊ばせてもらっている公園、お店の駐車場。

ゴミを見つけたらすぐ拾うようにしています。

不思議なもので、普段は気にならないのにゴミを拾いながら歩いていると、どんどんゴミ溜まりが気になるようになります。

普段は風景になってしまって気付かなかったけど、近所にまだまだゴミ溜まりにされている場所がたくさんありました。

頑張らずに、コツコツと、小さな一歩を踏み出して、頑張りたいと思います。

 

ミニマリスト、ゴミを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪

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ABOUT ME
つばき
つばき
子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。