こんにちは、つばきです。
夏休みに突入し、気になるのが子供の防犯。
私の息子も小学2年生になり、自宅で遊ぶよりも、友達と近所の公園で遊ぶことが多くなってきました。
徒歩5分の公園か、お友達が我が家に来て遊ぶことが多いのでキッズケータイなども持たせていません。
でも男の子だからか、誰と何をして遊んだということをあまり教えてくれないんですよね。
同じ年頃の子が被害に会う犯罪もあり、男の子といえど心配です。
そこで、4月ごろ話題になっていた防犯の絵本「とにかくさけんでにげるんだ」を図書館で借りてみました。
「とにかくさけんでにげるんだ」
「とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本」岩崎書店
ベティー・ボガホールド 作
安藤由紀 訳
河原まり子 絵
とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本 (いのちのえほん) [ ベティー・ボガホールド ]
子供が被害にあったときにどうしたらいいか。
こういった話題はなかなか親子で話す機会がありません。
全国のどこかで同じ年頃の子が被害に合ったというニュースがあった時、これは危ないからしてはいけない、話しかけられても無視しなくてはいけない
など改めて親から一方的に注意するというご家庭がほとんどだと思います。
普段生活していても、私も一番心配なのは交通事故。
車に気を付けなさい
周りをよく見なさい
右左は何度も確認しなさい
自転車のスピードを出しすぎないように
これらはよく注意しています。
でもまさか自分の子が連れらされるなんて思っても見ないことだし、もし大人の私が被害にあったとしてもその時どうしたらいいのかわかりません。
怖くて怖くてどうしようもないと思います。
でもまさかに備えて、その時はどうしたらいいか、そして親はどんなことがあってもあなたの味方だということを伝えておきたい。
頭の片隅に少しでも残っていたらいいな。
そんな気持ちからこの絵本を手に取りました。
子供を怖がらせないようにわかりやすく説明している文
この本では子供を必要以上に怖がらせないように、言葉に気を遣って紡いでいると感じます。
例えば、連れ去り。
色々なパターンが紹介されています。
デパートで迷子になって「いっしょに探そうか?」と話しかける人
公園で「おかあさんから電話があったからおじさんの車で行こう」と話しかける人
ホテルで「この部屋にすごいゲームがあるから見においで」と誘う人
どのパターンも4ページくらいで完結しています。
ホテルで「おもしろいゲームがあるから見においで」と誘うパターンを例にとります。
この事件では、主人公の男の子は、知らない人に抱っこして連れて行かれそうになります。
男の子は「おとうさーん、おかあさーん!」と叫び、連れ去ろうとする男のつま先をジャンプして踏みます。
そこへ両親が走ってきてなんとか助かります。
男の子は「ぼく、さいしょからあんな人と、はなしをしちゃいけなかったんだ」と振り返ります。
知らない人からの声掛け以外に、実際に抱っこして連れ去ろうとしてる場面があることで、大人には向かうことの難しさを絵から感じます。
小さい子は抱っこされちゃったら身動きが取れません。
やはり、知らない人から話しかけられても話してはいけないと教えるのが一番いいかなと思いました。
「かわいいね」とマンションのロビーで話しかけるおじさん
「けがをしたの?みせてごらん」とあちこちを触るおじさん
へんなゲームをしてきた親戚のおじさん
など、身近に起こりそうな不審者の対応も書いてあります。
どのお母さんも、子供の言うことを信じ、優しく抱っこしてあげて
「あなたはちっとも悪くないのよ。
悪いのはあの人よ。
何があったか教えてちょうだい。」
と子供が安心するように話しかけています。
防犯ブザーやキッズケータイがあるから安心できるわけではない
防犯ブザーやキッズケータイを持ち歩いているからうちの子は安心、という過信はだめです。
本当に被害に合った時に使いこなせるでしょうか?
使う勇気をその子が持っているでしょうか?
特に防犯ブザーは子供の登下校の様子を見ていても、誤作動が多く、大人も「また鳴っているな~」と犯罪を疑わなくなってきました。
防犯ブザーを鳴らしたところで、すぐに駆けつけてくれる大人はいるでしょうか?
ブザーを犯人が止めてしまったら?
持たせているから安全とは言い切れないですよね。
やはり、未然に防ぐために家庭や学校での指導が大切になってくると思います。
この絵本の巻末には、未然に防ぐためのポイントが具体的に載っていますし、相談窓口の電話番号も載っています。
ただ、出版当時のものなので最新の連絡先ではないものもあるかもしれません。
この未然に防ぐポイントの中の
叫んで逃げること
自分や親の名前、電話番号、住所を見知らぬ人に教えたり見られたりしないようにする
誰に助けを求めたらいいか、どこに逃げたらいいか
という部分を何度も繰り返し言い聞かせていきたいと思います。
そして、少しでも嫌なことをされたら、黙っていないで信頼できる大人に相談することも優しく伝えたいと思いました。
そして、わが子のおとなしい性格を考えると、私もわが子の防犯対策をしっかり考えないといけないとこの絵本を読んで痛感しました。
子供が出かける機会の多い夏休みに我が家なりの防犯対策を考えたいと思います。
ミニマリスト、ごみを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪
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