こんにちは、つばきです。
最近お金の使い方について思うところがあったので、シェアします。
私は読書が大好きです。
子供が帰ってくるまでのほんのひととき、子供が寝静まってからの時間や、電車での移動中や乗り換えの待ち時間、病院での待ち時間にも本を携えていき、5分でも時間があれば読書しています。
自分の興味のあるニュースやまとめ記事、感性が似ているブロガーさんの記事を読んだりもします。
そうしてたくさんの情報をインプットし、自分にもできそう、やってみたいと思うことは行動に移します。
でも、中にはちょっと違和感を感じたり、自分とは合わないなと感じることもあります。
いくらその支払い方法がお得だからって、自分が心地よくないと思えば手放していいのです。
目次
きっかけは「お金の神様に可愛がられる方法」
こう思ったきっかけは、最近読んだ藤本さきこさんの「お金の神様に可愛がられる方法」という本です。
「お金の神様に可愛がられる方法」
藤本さきこ
KADOKAWA
2016年12月初版発行
189p
この本の中に、「クレジットカードはいますぐ捨てましょう」という項目があります。
要約すると、
お金に愛されるには現金生活をしましょう。
クレジットカードにはカード会社、ショップの両方が儲かる仕組みがあり、売り上げの全額がショップに渡るわけではありません。
また、クレジットーカードで支払いをすることは一時的な借金と同じことです。
現金とクレジットカード支払いの違いは、お金を使う時の感情が全く違います。
現金で支払う時の「お金が目の前からなくなるソワソワ感」や「不安感」はクレジットカードの支払いでは得られません。
ほんの少しのポイントがもらえるという理由で、銀行の口座にお金があるにもかかわらずカードで分割払いを選んでしまう人は要注意です。
(133~135pを抜粋)
という内容です。
確かに現金でずっと欲しかったものを買う時のワクワク感や「これだけ頑張って貯めた自分ってえらい!」というような高揚感も、クレジットカードでは得られません。
クレジットカードの支払いでは、先々の収入を当てにし、未来の自分にツケをしているようなもの。
その結果、「どうしてこんなに引き去り額が多いんだろう?」と貯金残高を見て一気にショックを受けることになるのです。
また、「お金から自由になる」という項目では、ポイントカードについても書かれています。
引用します。
ポイントを貯めることでお金を使う喜びの感度が鈍ってしまいます。
その場で「感じる」のほかに、「どれくらい貯まった」、「あとで何と交換しよう」などと余計な「思考」が多すぎるのです。
ポイントカードを処分してから、現金を使う喜びをどんどん味わえるようになり、本当に私は自由になりました。
(158P)
ポイントカードを持つことで、
ポイントを貯めるためにあのお店で買おう
明日はポイント5倍デーだから、明日まで待ってから買おう
ポイントが貯まってきたら何を買おうか物色しよう
ポイントカードがたくさん入るようにお財布を買い換えよう、カードホルダーを買おう
などと、自分主体の買い物からポイントカードに振り回される買い物へとなっているのです。
おまけにTカードをはじめとするポイントカードは、顧客の購買履歴をマーケティングに利用しており、覚えのないところから突如メールが来たり、子どもの学習教材のパンフレットが届いたりします。
私がどんな人間で何に興味があって、どんな家族構成で暮らしているのかがバレバレなのです。
私も「Tカードをお持ちのお客様にお得な情報!」というDMを何度かもらいました。
その時に怖い!って思ったんです。
誰しも一回はこんな体験をしたことがあるはず。
数ポイントのために自分の情報を切り売りし、100ポイント貯まったらやった~!と喜ぶ。
それって貧乏くさくないですか?
楽天証券の楽天カード支払いを停止
私は楽天証券でつみたてNISAをしています。
しばらく使うつもりのないお金をつみたてNISAで運用し、少しプラスになったらいいなという軽い気持ちで積み立てをしています。
イデコも検討しましたが、こちらは60歳まで解約することができないのが私には大きなデメリットに感じました。
今私は専業主婦なので、所得税控除も魅力を感じません。
つみたてNISAは自分のペースと積立額で気長にできるし、必要な時に必要な額だけ解約もできるので、そこに魅力を感じ、1年前から始めました。
2018年秋に、楽天証券は積み立てを楽天カードからの引き去りに対応し始めました。
積立金をカードで支払うことでさらにポイントがつきお得だ!ということで、色々な運用ブロガーさんたちがこぞって紹介していました。
楽天証券では楽天ポイントも投資に回すことができます。
つまり、積立金をカードで支払った時についたポイントをまた投資に回すことができ、雪だるま式に投資額が増えるということです。
私はその記事を読んで「そっかー、お得か!じゃあ私もそうしよう!」と、つみたてNISAをカード払いに変更しました。
でも、心のどこかに違和感があったんです。
それは、カード支払いにしたら、毎月のカードの支払いがよくわからなくなるんじゃないかという不安です。
私は今、楽天モバイルを楽天カード支払いにしています。
毎月楽天カードの支払いはほぼ楽天モバイルだけで、楽天市場で買い物をした時に楽天モバイルの金額が上乗せされて請求されています。
楽天カードを使った時は、すぐに銀行口座に同じ金額の現金を入れているものの、「これはいつの何の買い物の分が上乗せされてるんだろう?」と思うことがあります。
カード明細をアプリで見ればわかるのですが、それでも買い物したことを忘れていた買い物があったりするんです!!
買い物したこと自体を忘れるのは、クレジットカードだとすぐに支払うことができるので、現金の時よりも軽い気持ちで買い物をしているから。
今でもこの状況なのに、これにつみたてNISAの支払いまで加わったら、私の頭はパンクするのでは??
ちなみに、つみたてNISAは毎月33333円積み立てをしているので、あまり買い物をしない私には結構高額な請求です。
銀行の通帳に、毎月3万円以上の請求が載せられていくのはプレッシャーじゃない?
そこで、自分の心に聞いてみました。
「心よ、あなたは本当に楽天カードでつみたてNISAを支払いたいの?」
「いいえ、出費が複雑になるから、もうクレジットカードはあまり使いたくないの」
心に聞いてみれば、正解がすぐにわかりました。
私は現金払いを大切にしたいと思い、普段の支払いも現金で支払っています。
もう複雑な予算管理はしたくない、キャッシュレスの時代に逆行しているけど私は現金派というのが私の本音でした。
「よろしい、では今まで通り証券口座からの引き去りに変更する」
と自分に許可を出し、楽天証券の設定をし直しました。
それに、クレジットカードは引き落とされなかったときのペナルティが嫌です。
ブラックリストに載ることを考えたら、今まで通り口座引き去りでいいです。
ポイント5倍デー、お客様感謝デーに振り回されない
同じくポイントを集めるために買い物する、というのももうやめています。
昨日たまたま、結婚式に息子に着せるワイシャツを買いに行ったのですが、お客様感謝デーだったようで5%オフで購入しました。
私としては、「あっそう。ラッキー」の感情しかわきませんでした。
5%オフの日だから買い物をする、という思考はもうありません。
近所のドラッグストアも週に2回ポイント5倍デーをしていますが、欲しいとき、自分の都合を優先して買い物に行きます。
楽天の買い物マラソンも、スーパーセールも、無印良品週間も私には関係ありません。
欲しいから買う。
シンプルな買い物に戻しました。
くじがひけるピンクレシートも全部捨てた
近所のイオンでは、火曜日、お客様感謝デーにはピンク色のレシートが発行されます。
このピンクレシートを集めると、5000円につき1回福引をすることができます。
商品券や現金がもらえるほか、残念賞は飴玉がもらえます。
友人がこのピンクレシート集めを頑張っているそうで、ピンクレシートの発行される日を狙ってイオンに行くそうです。
そして、夏休みや春休みといった子どもの休みに、福引日に子供全員に複数回福引をさせるそう。
それを聞いて、「子どもも楽しめるしいいかも!」と思って今まで捨てていたピンクレシートを集めるようになりました。
でも、1か月でやめました。
5000円も買い物しないと回せない福引のために、必要のないものを買ったり、買い物日を指定させられるなんて、私よりも福引のことを大事にしているってことでしょ?
それに、イオンで一度に5000円以上の買い物をすることなんてほとんどなく、500円、1000円、1500円の買い物の寄せ集めをし、何十枚もレシートを持ち歩く、あるいは自宅に保管しておくのが、嫌だなって思ったんです。
私は家計簿をつけていないので、レシートはすぐゴミ箱行き。
お財布の中がすっきりしてるほうが好きなので、レシートを溜めこむなんてやっぱり嫌。
だから、「私の家では福引に参加しない」と決意して、全部捨てました。
そうしたら心まで本当にすっきり爽快。
誰かの情報を良いと思うまではいいけど、自分がなんとなく嫌だと思ったり不快に思うなら、その直感を信じてみたほうがいいと思うのです。
買い物はポイント集めじゃなく自分を喜ばせるため
世の中のお得情報や錬金術に振り回され、自分の気持ちを無視してポイント集めに翻弄されるのは違う、と気付きました。
そもそも買い物は、自分の欲しいものを手に入れる喜びを伴った行為だと思います。
「欲しいものが手に入ったという事実だけでもうおなかいっぱい」でもいいのでは?
下手にポイントをもらうから、このポイントをどうしようだとか、もっとポイントがもらえるように工夫しようと余計な思考を増やしてしまうのです。
もっとシンプルに簡単に考えてもいい。
今まではずっとモノとお金の交換だけだったはずです。
お小遣いを貯めて貯めてほしいものを買った時のあの気持ち、まだ覚えていますか?
私はキャッシュレスの波にのり、お財布を持たない暮らしよりも、がま口財布1つを持って市場かごを持って八百屋さんに行く、サザエさんのような買い物のほうが大好きです。
お金が欲しい、お金を大切にしたいと思うなら、データ上のやり取りでなく、現金を手に持ち支払うほうがいい。
人間だって、SNS上だけの付き合いより、会って話す方が人間味があるでしょう。
手に取るから、その手から伝わるぬくもりや愛を感じます。
というわけで、これからも私は現金払い9割でやっていこうと思います。
ミニマリスト、ごみを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪
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