プリンセスの魔法

掃除は精神を豊かにする高尚な仕事!毎日の家事に禅の精神を取り入れよう

みなさんは、掃除を毎日していますか?

掃除って取り掛かるまでがおっくうで、掃除の習慣を獲得するのにも時間がかかりますよね?

私も習慣と言えるまでは落とし込めていなくて、気まぐれな掃除をしています。

でも、汚部屋時代に比べると、毎朝窓を開けて換気したり、週1回玄関掃除をして清めたり、汚れが気になるとすぐにほうきを持ってきて後回しせずに掃除をしたりと、掃除をする頻度は上がり、掃除を始めるまでの面倒くささを感じることもなくなりました。

掃除は、自分を見つめるいい修行。

そのことは断捨離を進め、家をきれいに掃除するたびに考えています。

実際に、掃除をすることで私はどんな風に暮らしたいのか、どんな人生を送りたいのかということが明確なビジョンとして浮かび上がるようになりました。

掃除をすれば人生が変わる。

今ははっきりとその意味がわかります。

掃除をしなくてはならないものから、人生を高める行為へ。

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掃除はいまあるものに感謝できる作業

掃除をしていると、いまあるものに感謝できるようになります。

私はいつも「ありがとう」とつぶやきながら雑巾で床を拭いています。

以前は「ありがとう」というと引き寄せの法則が発動するということを信じ、なんにでもありがとうと言っていた時期がありました。

でも今は掃除をしていると自然と「ありがとう」という言葉が出てくるのです。

私は家に話しかけながら掃除をします。

「こんなに汚れていたね、ごめんね~。」

「いつも守ってくれてありがとね。」

「こんなにわんぱくな子供たちの傷を受け入れてくれてたんだね~」

といった具合に、思いついたことを言葉にして出しています。

すると、雨風をしのげる立派な家にありがたみを感じ、本当にうれしいな、ありがたいな、幸せだなと心の中から沸き上がってくるのです!

お給料日やボーナス日には「またローンが引かれてる。まだこんなにローン残高がある」とマイナスな感情が浮かび上がってくるのですが、掃除をしていると「少ない金利でこんなに立派な家を与えてもらえて、なんて幸せなんだろう」と思えるのです。

これはバッグや靴、家具を磨いているときにも沸き上がってきます。

「こんなにボロボロになっていたんだね、ごめんね~。大切にするね。」という感謝の気持ちでいっぱいになり、実際に大切に使うようになります。

掃除は苦痛ではなく快感

掃除を終えた時、掃除をしなければよかったと後悔する人はいません。

掃除を始めるまではおっくうに感じますが、ルーティンワークのように目の前にあるものを片っ端から片づけていくことで、モノがあるべきところに収まり、チリやほこりひとつない快適な空間になります。

掃除は私たちにやり遂げた時の達成感や清潔であることの満足感を与えてくれます。

私の場合、掃除をしていると瞑想状態になります。

雑巾で右から左へ拭く単調な作業を繰り返していると、忙しく過ごしている日々ではゆっくりと感じ取れなかった空間の広さ、素材の温かみを感じます。

そして、掃除が終わった後何をしよう、やり遂げたらどんな自分になれるだろうと考えると頭の中も整理されていくと感じます。

食器洗いでも、洗剤をつけて泡立てながら洗う、泡を流す、食器を拭く、食器を棚にしまうという作業をひとつひとつこなしていくことで、棚にきれいな食器が収納されているというあるべき姿を必ず叶えることができます。

小さなことでも淡々とひとつひとつこなしていけば、大きな何かを達成できるという体験を、掃除や片づけを通して日常的に成功体験を積むことになるのです。

掃除をすると後の仕事に弾みがつく

やらなきゃいけないことがあるのにやる気が起きない。

そういうことって誰にでもありますよね?

そんなとき、私はモーニング娘。OGの道重さゆみさんの言葉を思い出します。

さゆは

「最近始めたことは掃除。今までは掃除の優先順位が下の方だった。でも、最近は部屋の掃除をするようにしている。ダンスや歌を覚えたりしないといけないのにやる気が出ないとき、部屋の掃除をするとやる気が出る」

とライブMCで語ったことがあります。

私も子供を送りだした後、録画したテレビ番組を見たりしてダラダラしたいな~という気持ちになる日があるのですが、さゆの言葉を思い出し、パパッとリビングの掃除に取り掛かります。

すると、あら不思議!

ダラダラしたかった気持ちがどこかに飛んで行き、精力的に仕事をしたくなるんです!

掃除をして空間がきれいに磨かれる空間クリーニングの力と、少しでも手を動かせばきれいにいなるという成功体験が、自分をもっともっと高めようという気持ちを後押ししてくれるのです。

掃除をすると脳内がクリアになる

無心で掃除をしていると、心の中のゴミまできれいに浄化されていきます。

私は夫と喧嘩した時やイライラした時によく掃除に励みます。

力を入れて鍋を磨いたり、シンクを磨いたり、床を雑巾がけしているうちに、いつの間にか「大嫌い!」という気持ちが薄まっていくのを感じます。

そして、最後には「私は私の人生を歩んでいこう!好きなことをいっぱいしよう!」とネガティブだった気持ちが自分のワクワクへ向かっていることが多いです。

皿洗い、リビングのほこり取り、玄関掃除、トイレ掃除、洗濯物の片づけなど、毎日の暮らしにはクリアしていかなくてはいけない小さな仕事がたくさんあります。

そのひとつひとつの小さな仕事をこなしていくことで、「あれをやらなきゃいけないな~」というノイズがクリアになっていきます。

少しでもネガティブなことを考えなくてもいいように、1枚ずつしっかりお皿を洗うこと、シンクをピカピカに磨くことに一生懸命になって取り組んでいるうちに、やらなきゃいけないリストが片づいてゆき、頑張ったという成功体験が脳のごちそうになります。

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禅では掃除は大事な修行のひとつ

曹洞宗の修行では、僧たちは掃除を1日3~4時間しているそうです。

座禅や料理、片づけ、経典の学びよりも掃除に重きが置かれています。

昔の日本や禅寺で使われているのは、水と雑巾だけです。

場所ごとに異なる洗剤を用意する必要はありません。

天井から、壁、棚へとはたきをかけ、ほうきで掃き、雑巾で水拭きします。

昔は掃除も手間暇かけて楽しむものでした。

今は便利な掃除機や強力な洗剤が販売されているのに、「忙しくて掃除をする時間がない」という人が多いです。

昔より便利になり時短できるはずなのに、掃除をする時間を捻出できない。

掃除をする時間を作りだそうとせず、時間を節約してバカンスにでかける、外出する、外食で済ませる。

休息する時間を作りだそうとせず、仕事に追われる、子供の保育園に急いで迎えに行く、家に帰ってきてから大急ぎで家事をしながら子供の宿題も見る、倒れこむように朝まで眠る。

自分で自分の暮らしを磨く時間を節約してまでやらなければいけないことに追われている。

それは本当に豊かな暮らしなのでしょうか?

世界一貧しい大統領として有名になったホセ・ムヒカ氏は、「私たちはお金でモノを買っているのではない。労働した時間でモノを買っているのだ。」と言っていました。

「貧しい者は、もっともっととなんでも欲しがる人のことだ。」とも言っています。

掃除や片づけは「足るを知る」ということを教えてくれる行為でもあります。

また、禅では「生活の場の簡素さ、清潔感はごく自然に人の精神に作用する」とも言われています。

掃除は生活の快適度を向上させる、高尚な仕事です。

掃除を優雅にゆったりと行うと、自分の心や動作までエレガントになります。

掃除をすることで、体は引き締まり、心は清らかになります。

環境がよくなり、精神は前向きになります。

これが、掃除をすると人生が変わると言われている所以だと思います。

ほうき、ハタキ、雑巾さえあればできる心の修行、スポーツジムになって通わなくても部分痩せの効果もあります。

取るに足らない家事のひとつを、心を込めてしっかりと行うことで、よりよい自分の未来が開けるのだとしたら、やらないなんてもったいないですよね(^^♪

 

ミニマリスト、ごみを出さないゼロ・ウェイストな暮らしを目指しています(^^♪

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ABOUT ME
つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。