ミニマリスト

伊藤勇司の本【いいこと】が次々起こる片づけの法則を読んだレビュー

私は最近、捨てることに熱心になっています。

その理由に、最近読んだ1冊の本が関係しています。

それは、空間心理カウンセラーの「いいこと」が次々起こる片づけの法則という本です。

この本を読んでからというものの、生まれ変わるために私は不要なものを手放しています。

とてもお勧めの本なので、私が心に留めておきたいと思ったポイントについてまとめました!

・汚部屋から解放されたい

・部屋をきれいにして生まれ変わりたい

・部屋と人生の密接な関係について興味がある

・断捨離やミニマリストの本が好き

こんな人にお勧めの本ですよ(*’▽’)

では、さっそく見ていきましょう!

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座敷わらし、貧乏神の片づけ本の著者

この本は、「座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋 片づけで金運&幸運をつかむ! [ 伊藤勇司 ]」がベストセラーとなった伊藤勇司さんの本です。

 

 

「空間心理カウンセラーの「いいこと」が次々起こる片づけの法則」

伊藤 勇司 著

2018年7月 初版発行

221p

文庫本ですので、持ち運びもコンパクト。

月に20冊は軽く読んでいる私にとって、文庫本というのは収納スペースも大きくなくお値段も手ごろなのでポイントが高いです。

まさかの片づけ本で泣いた!

ちょうど読んでいたときの私の心理状態もあるんですが、今の私は夫との関係に悩み、今は家庭内別居のような状態です。

ほとんど会話はしません。

私は夫の帰宅時間が近づくと動悸がするようになり、夫が在宅すると涙が止まらなくなるため、別室で一人静かに過ごしています。

夫源病、もしくはカサンドラ症候群か、夫と波動が合わなくなってきたせいなのか?

このままではいけないと思ってはいるものの、私から歩み寄り夫に合わせて生活をすることに苦痛を感じてできないんです。

でもこの状況を変えたいという気持ちだけが強く、その感情をどこにもっていけばいいかわかりません。

その結果、私は徹底的に自分が管理しているものを捨てるようになったのです。

この本は、そんな喧嘩真っ只中の沖縄旅行から帰る際、思いがけなく立ち寄ることになった大阪の駅の本屋で、パァー!っと表紙が光り輝いて見えて、思わず買ってしまった本だったのです。

どうして私が泣いたのか?

心惹かれた個所を紹介します。

片づけとは判断力を鍛える訓練

片づけは、判断力を鍛える訓練で、片づけをすることで「自分は本当は何がしたいのか」、「自分には何が必要か」に気付く作業です。

親に厳しく育てられた人は、「これを捨てたらお母さんはなんていうかな?」と思います。

夫に抑圧されている主婦なら、「これを捨てたら夫は怒るかな?」と思います。

他人を基準にするのではなくて、自分に必要かどうか自分軸で考えるのが片付けです。

自分が必要でないなら、自分の判断で手放せばいい

そう気づいたとき、私の目から涙がこぼれ落ちました。

ふと頭に浮かんだのは、母と夫のことでした。

1.厳しい母の目を気にして過ごした子供時代

私は厳しい母親に育てられ、母親に怒られたくない一心で勉強を頑張り、優等生を演じてきました。

幼い頃、反抗すると母からは容赦なくビンタが飛んできました。

今では児童虐待が疑われるような行為もありました。

学生時代、友達と遊ぶことも、彼氏と遊ぶことも、母がその子を見たらどう思うか気にしていました。

彼氏ができると、母が彼のことを気に入らないからと勝手に電話を切ったり、別れるように圧力をかけてきました。

母は私を守ること、学生として学業を優先させるためにそうしたのかもしれませんが、私は「母の理想通りの娘でないといけないんだ」と悔し泣きをしたことを昨日のことのように思い出します。

それは大人になってからもそうです。

地元に帰った時は、本当は友達と深夜まで飲んでいたいけど、きっちり門限を守っています。

門限を守るというか、母に命令された父が22時頃になると店の前まで車で迎えに来るんですよ。

もう私35歳なのに(笑)

私は母親の監視から逃れたくて、家計に負担をかけることになっても県外の大学に進学することを選びました。

今は結婚し、母親とは離れて暮らしていることで、比較的親子関係はうまくいっています。

2.夫の機嫌優先の夫婦生活

また、普段の私は夫に気を遣って生きています。

夫はキレるとモノを投げてきたり、壁やドアを叩いて威嚇してきます。

その姿を子供たちの前でも容赦なく見せるので、子供を怖がらせないように私さえ我慢すればいいと考え、夫の機嫌ばかりを気にしています。

また専業主婦という負い目もあります。

自分が経済的に自立していないので、稼げない私は夫より下と自分が思っていたのです。

帰省の時は夫に実家に帰ってもいいか許可を取らないといけない、と友人に話したとき、ひどくびっくりされました。

自分の家に帰るには、電車の切符が往復1万円、さらに子連れとなると子どもの座席分の費用もかさむし、私が留守にしている間家事ができなくなり迷惑をかける、と思っていたからです。

でも、それは間違っていると友人が言ってくれたことがきっかけで、私はもっと自分の気持ちを大切にしていいんだと思ったんです。

帰りたいなら実家に帰ればいい。

お金は夫だけのお金ではなく、夫が仕事中に家事育児を一人で回して協力した私のお金でもあると

3.見るたびに嫌な気持ちになる結婚指輪

私が捨てたいものの一つに結婚指輪があります。

ずっと捨てたいけれど捨てられないものです。

夫が嫌いだからという理由ではありません。

私の結婚指輪は、自分たちで手作りしたハンドメイドの太いプラチナの指輪です。

ずっとつけていると洗剤や石鹸が長く指輪の間にとどまり、指輪の形にかぶれてしまいます。

水仕事をするたびに外すのもおっくうで、結婚して最初の1年しかつけませんでした。

夫も結婚式の時に付けただけで、結婚後全くつけていません。

これからもつけることはないだろうと思うので、ずっと持っているよりは処分してしまいたいという気持ちです。

でも夫に悪いという気持ちもあって処分できません。

でも自分が判断すればいいなら、結婚指輪は捨てていいもの。

そう思ったら、涙が出てきました。

私はいつだって結婚指輪を捨てていいんだという勇気をもらったのです。

自分をないがしろにしていることに気付く

毎日少しずつ今の生活に必要なくなったものを手放す作業を続けました。

昔は好きだったけど今は全然聞かなくなったCD、学生時代にもらった手紙、子供が読むことがなくなった赤ちゃん絵本、プレゼントしてもらったブランドもの。

どれも今は全く手に取らなくなったのに、ずっと捨てられずにクローゼットに置いてありました。

モノ一つ一つを手に取り、「今の私に必要か?」という目線で要不要を判断していきました。

この作業を繰り返した私は、ある気づきにたどり着きました。

それは、私は自分のことをよりも他人を大事にしすぎているということです。

手放せずにずっと取っておいたものは、「これを捨てたらその人に悪い」という感情があったからでした。

ずっと応援してきたアーティストなのに捨てるのはかわいそう。

友人にもらった手紙を捨てるのは一生懸命書いてくれた友人に悪い。

もう読まない赤ちゃん絵本は、子供が将来思い出せるように取っておこう。

せっかく夫がプレゼントしてくれたブランドものを捨てたら怒られるかもしれない。

こんな風に自分がいるかいらないかではなく、モノの向こう側にいる人を主体的に考えていたのです。

私軸で考えたら「場所を取るからもういらない」の一択なのに、「かわいそう、怒られそう、もったいない」という他人の軸で考えていました。

モノは単なるモノでしかないのに、そこに自分の感情を載せていました

これに気付いた時、普段の私もそうやって今まで生きてきたということを痛感したんです!

自分さえ我慢すればいい、怒られないように言いなりになる、嫌われないように人の意見に合わせておく。

私の人生って自分をないがしろにして我慢しながらずっと生きてきたのかもしれないという気づきがありました。

不要なものを捨て、大切なものだけが残っていくと、自分がやりたかったこと、したかったことをこんなにも我慢して後回しにしていたんだとわかりました。

そしてまた涙しました。

私の人生は、誰かの機嫌に合わせて生きていくためにあるんじゃない!!

この悟りともいうべき感情に気付いたのは、間違いなく不要なものを捨て大切なものを残したからでした。

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まとめ

本の後半は引き寄せの法則や龍使いに通じるような、掃除や片づけをすることで開運していく方法について書かれています。

新しい自分になりたい、生まれ変わりたい、今の状況を脱却したい!

そんな私の気持ちがこの本に導いたのかもしれません。

行き詰まったとき、何度も何度も繰り返し読みたいと思える本でした。

この本を読んでから断捨離に拍車がかかり、1日1捨て1ヶ月チャレンジ以降も50アイテムほど手放しています。

これから断捨離したい、捨てる勇気がほしい、ミニマリストになりたい方におすすめの一冊です。

 

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つばき
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子供二人を持つ40代主婦です。 ゆるミニマリスト。 読書とハロプロをこよなく愛しています。